もしも魔法が使えたら~理想派vs現実派~
もしも魔法が使えたらどうする?
長女のお答え。「何でもお花に変えちゃえる魔法が使えるようになりたいな」。
さすが7歳女子、ロマンティック・・・
「・・・だって、飛んでくる爆弾とか、銃の弾とか、お花にできたら戦争はなくなるでしょ?たまに花びらとかがひらひらって落ちるの!」
わぁ、高尚な理由!
次女のお答え。「もう魔法つかえるよ。」
・・・え?どんな魔法?
「べたべたの『のり』をかちかちにする魔法!すごいでしょ。」
残念、それは自然の摂理です。
野菜とギャンブルの美味しい組み合わせ
昨日の夕食は、小布施の美味しい栗がごろごろ入った栗ご飯。ちょっと皮を剥くのが大変だったけれど、その価値は十分あり!栗の味がしっかり甘く、噛むとほろっと崩れる。ホクホクしていて、ものすごく美味でした。剥き身で売っている栗とこんなに味が違うなんて。
そう、普段は効率重視の我が家。栗をわざわざむいて栗ご飯なんて作りません。ではなぜそんなことになったのか?その答えは、宅配食材のOisixさんに!
平日はヨシケイを活用していますが休日は美味しいものをゆっくり味わいたくなります。そこで新鮮な野菜を届けてくれるOisixを隔週で利用しています。しかし普通に買うだけではつまらない。私がいつもこっそり楽しみにしているのは「もったいないベジ」。
多く収穫しすぎて余った野菜や果物を定価よりも安く買えるサービスで、200円と350円の二種類があります。ポイントは「余ったもの」だから「選べないこと」。
このギャンブル性がたまらない!両方とも大好きな当たり食材だと、見つけた瞬間ガッツポーズです。
そして今回は・・・「栗」。この「普段だったら絶対選ばない」ものがお届けされるのもまた楽しみ。去年もったいないベジで届いた「青梅」でつけた梅酒がいいお味だったので、今年はちゃんと購入して梅酒を漬けました。栗も定番になるかも?
時間がないと食事作りは義務化して、過去に「おいしくて早かった」レシピばかりが繰り返し食卓に並びます。それはそれで安定感があっていいのだけれど、たまには冒険したい。でも何を選べばいいのか?
そんな私にはこの「もったいないベジ」の「旬で味は確実、でも種類は不明」という適度なギャンブル性がピッタリなのです。
まあ、我が家では使わないレモンが二週続いてがっくり、なんてこともありますけどね!
ディズニーランド、"大人の"というより"親の"楽しみ方
11月最初の三連休初日。ディズニーランドに行ってきました。
ハロウィンとクリスマスの狭間だし、天気も悪いし・・・と混んでいないことを期待していた私は、ディズニーの魅力(魔力?)を侮っていた。
入場制限はかかりませんでした。しかし、10時過ぎに入園した時点で人気アトラクションは2-3時間待ち。狙いの「プーさんのハニーハント」のファストパスの時間帯は既に21:30以降、、、
さて、当日参加したアトラクションは以下のとおり。
・空とぶダンボ
・ウェスタンリバー鉄道
・ジャングルクルーズ
・カントリーベアジャンボリー
・イッツ・ア・スモール・ワールド
・フィルハーマジック
・アリスのティーパーティ(コーヒーカップ)
そして、パレード。
・・・高校・大学時代の私がみたらありえないラインナップ。せいぜいフィルハーマジックが「ぎりぎり参加してもいいかな」というところでしょう。
アトラクションの選択理由は「子ども達の好み」、「並んでいても嫌にならない程度の待ち時間」、「次女も乗れる(身長制限にひっかからない)」こと。
しかし、楽しめたんですね~これが。
例えば「イッツ・ア・スモール・ワールド」のクリスマスバージョン。人形が着ている衣装がさりげなくふわふわで白い衣装にかわっていたり、クリスマスの言葉やオーナメントがいたるところにそっと掲げられているところ。
「カントリーベアジャンボリー」の熊たちの歌や衣装がバージョンチェンジしているところや、技術の進んだ今でも「古臭くて見ていられない」とならない愛嬌のある表情。
「ジャングルクルーズ」で途中に出てくる物売りのおじさんのこうもり傘の破れ具合やぞうのひげがキープされているところ(太陽の下ではすぐ劣化するし、水につかっている毛状のものなんてすぐ傷むのに!)。
何より感動したのはパレード。キャラクター達の愛くるしい姿、ではなく。小雨でも笑顔で踊るダンサーの皆さんの衣装、メイク・髪型、動きのコンセプトの一貫性と、細部までこだわっているところ(確実にお金がかかっているのにそれを気付かせないところ)。
ディズニーランドの「細部まで手を抜かない」姿勢と、何十年と変わらない状態を保つメンテナンス力、年数を経ても時代遅れにならないように最初から考えられているコンセプト力の高さに感動してしまいました。
子ども最優先で選ぶことの多い休日のアクティビティ。子どもの楽しんでいる様子や色んな表情が見られるだけでも楽しいけれど、自分が選ばない選択肢だから新しい刺激がもらえます。
ディズニーランドは「ちょっとお高い」イメージだったけれど、これだけのサービスで、家族4人で二万円弱で楽しめるというのはコストパフォーマンス高い!混んでいてもまだまだ新しい発見がありそうなのでまた行くぞ!!
働いててもご飯は大事!
会社のみんなからよく聞かれること。「夕飯どうしてるの?」
確かに子どもがいない頃は、深夜に帰ってきて、自分のご飯を作る暇もなくばたんきゅう。せいぜいコンビニ弁当。会社のロッカーにはカロリーメイトを常備していました。
しかし今は19時頃に帰宅した後、21時に子どもを寝かせるまでに、ご飯を作り、食べさせ、お風呂にいれ・・・あの頃から考えるとミラクル。
大活躍しているのは宅配のヨシケイです。
ヨシケイではいくつかコースがあるけれど、私が選ぶのは「15分で作れるCコース」か「あっためるだけのDコース」のみ。子ども達も心得たもので、何も言わずとも「ここから選べばいいんだよね!」とメニュー決めに口をだしてきてくれます。
毎日新鮮な材料を玄関まで届けてくれるから、買物に行く時間が稼げるのはもちろん、栄養価が高く、毎日違うメニューのご飯を食べられる。さらに思いがけなかったメリットは「メニューと調理手順が決まっている」という楽チンさ。ある材料から逆算してメニューを作り、どういう順序で調理をすると早いか考えるというのは一つ一つは短時間でも、足し合わせていくとあっさり20~30分経ってしまいます。
それに、週末炊いて冷凍していたご飯をあわせれば出来上がりです。
仕事復帰前は弁当屋さんでもよいかな、と思っていたけれど、一度自炊の味を舌が覚えると毎日の揚げ物はなかなか辛い。子ども達は近くの「オリジン弁当」が大好きで、帰り道で「今日はオリジン、オリジン」と二人にシュプレヒコールをあげられたり、保育園の先生に「『今日はオリジンがいいんだけどそれを言うとお母さん怒るんだよね~』っていってました (^m^)」とか言われるとちょっとがっくりきたりもしますけど。
この自炊習慣は家族、そして自分の健康にも大きく貢献してます。今から思い返すと、毎晩の深夜食(&飯抜き)、外食・弁当漬けは肌荒れや胃痛になって顕在化していました。でも、習慣化していることは外から見直してみないとそれがおかしいと気付くのも、変えるのもムズカシイ。
長生きできたら子ども達とヨシケイに感謝しなくちゃですね。
芋ほりの後日談
先週、次女が保育園の芋掘りに行って大きなお芋を5本も持って帰ってきました。当然「今日食べる~~~」とうるさいわけです。
「はいはい、じゃあお芋の味噌汁にしよっか」と帰り道に話していた・・・のをすっかり忘れ、気付いたのは既に夕食後。「じゃあ、明日たべようね」と約束しました。
その翌日。保育園からの連絡ノートには
「昨日お芋の味噌汁を食べたと話してくれました♪」
・・・いやいや、食べてませんけど!
最近次女は、長女の話したことを少し変えて、自分のことのようにお話してくれます。ふうちゃんが「明日の給食はスパゲティだ」と言えば、負けじと「今日の給食がスパゲティだった!」というように。
だから、いつもの妄想だなぁ ・・・なんて笑っていたら夫がひと言。
「・・・先生にそう言わざるをえなかったのかもよ。みんなが『昨日はお芋のxx食べた』とか言っていたら自分だって食べたと言いたくなるもんだよ。」
そうか、そういう可能性もあるのか。
4歳児というと、無意識のうちに「小さい子だからそんな複雑に考えるはずがない」とごまかして扱いがちです。しかし、子どもは子どもなりに私たちの言動を受け取って意味を考えているし、自分の世界での意地があるのかもしれない。
「これくらいは忘れてしまうでしょう」という無意識の扱いが彼女達の心の中には積もっていっているのかも。
日々の言行一致に気をつけなければならないと思わされた一件でした。
ま、何も考えていない妄想の可能性の方が高いですけどね!
結婚相手はだあれ?
長女と次女の会話
次女「おおきくなったらお父さんと結婚しようかな」
長女「お父さんはその頃年取ってるしおかあさんと結婚してるからだめ」
次女「じゃあおねえちゃんと結婚しよっかな」
長女「女の子同士だからだめだよ」
次女「じゃあ、じーじとする!」
長女「その頃にはじーじ死んでるよ!」
(えええ!!!)
「(どうやら問題発言に気付いた)・・・で、でも、じーじ、年の割りには元気だよね!」
フォローの脇が甘い。
でも、「自分達が結婚するのはだいぶ先」で、「その頃には周りの大人たちが年齢を重ねている」ということを、小学校一年生でも理解できるということに驚きました。
久しぶりの友達に会うと「変わらないね~~~」なんて言っておりますが、子供は冷静に「いや、変わってるよ」なーんて思っているのかもしれません。
保育園選びの5つのステップ
そろそろ秋。地域によっては来年度の保育園応募が始まる時期ですね。
長女は、引越しなどの事情で、7年間で、なんと4つの保育園と2つの幼稚園を経験しました。
経験を振り返ると、保育園選びの成功には5つのステップが必要です。
1. 譲れないポイントを決める
保育園の方針は様々。野生児に育てるか、お勉強重視か。絶対に認可か、認可外でもいいのか。コストはどの程度まで許容できるのか。選択肢が色々とある中で、絶対に譲れないポイントを考えておかないと後でぶれます。ステップがだいぶ進んだ後で「あの園もやっぱり・・・」なんて考え出すと二度手間です。
私の譲れないポイントは「19時以降の保育があること」。仕事で緊急事態が発生したとき、「私は絶対残れません」と言い切って帰るのも自分の性格上ストレスになるし、その時点からベビーシッターを探して焦るのは子供にも負担をかけるので嫌でした。だから19時以降のお迎えでも対応いただけるところを最初から探しました。
2. 情報収集
これは徹底的に。
まずは最寄の市役所に情報をもらいます。認可外の保育園についても情報をいただけることも。最近では市役所HPもかなり情報が充実していますが、情報更新を教えてくれるような親切さはないので、頻繁にアクセスすることが大事です(新設園の情報が急にアップされていることも!)。役所は「公平性」にこだわるので、「この保育園はどうですか?どこの園がいいですか?」というような曖昧な質問にはなかなか答えていただけません。でも「19時以降も受け入れてもらる保育園はどこですか?」と具体的な質問をすると「ここは19時までと書いてあるけど園長先生が預かってくれることもあるみたいです。」といった情報をいただけることも!
目星がついたら、実際に見学。電話で予約するときに、譲れない条件について確認すると手間が省けます。行って、見たときの直感はかなり大事です。私は、電話の応対が悪かったりトイレが汚れていた保育園はリストからはずしました。ちなみに通った中でも親子ともども一番気に入っていた保育園(よく遊ぶ野生児を育てる教育方針)を見学した友達は「あの保育園は床に落ちた食べ物を拾って食べていた子がいた。ありえない。」といっていました。ポイントは人それぞれです。
市役所や保育園に行くのが難しい場合はネットを活用。市役所HP、各保育園のHPに加え、ウィメンズパークの地域の保育園探しのコーナーは非常に参考になりました。
3. 園の決定
産休・育休復帰のタイミングと譲れないポイント、園の雰囲気、空き状況を兼ね合わせて希望する園を決定します。特に認可園を希望する場合は、入れなかった場合のバックアップも考えておくべしです。
うちは、認可外の園や社内に新設される園をバックアップで予約しました(もちろん認可園の事情も話した上で)。希望の園にすぐに入れなかったときもありましたが、ある程度納得できる園に入れられたのは子供にとっても親にとってもありがたかったです。
4.できうる限りの準備
市役所への問い合わせは何度でもして、不備のない書類を作成します。入所基準を確認して、加算になりそうな事情は記入漏れがないように!
特に引越し等で市外・県外に申請するときは要注意です。今住んでいる地域の役所を通して、別書式での申請が必要な場合もあるので早めの準備が必要です。
5. 通えば都。少しのことには目をつぶる。
通いだしてみると「あれ?」ということもあります。が、「思ったよりいいところ」だってたくさんあるので、譲れない条件に抵触しなければ、なるべくいいところを見てすごすようにしています。
自分が見れない時間帯に自分以上にたくさんのことを教えてくれる保育園&先生方には、感謝感謝です。
そして最後に番外編。
次女の育休明け、長女と次女がどちらも第3希望の園まで不承認という事態が発覚。一瞬気が遠くなりました。しかし事前の調査で少なくとも長女は入れると希望園から聞いていたため、市役所に確認したところ、役所側の書類確認ミスがわかり、まだ空きのあった園に滑り込むことができました。
納得のいかないところはきちんと確認する図太さも大事です!
額のけむり
お風呂に入った後、今夜も戦いが始まる。
「ちょっと動かないっ!」
歯磨きタイムです・・・
君達のためなんだよ、というつぶやきはさっぱり届かず、
ひたすら歯ブラシを押し出そうとする舌にこちらもいつしか本気モードです。
すると次女に指摘されました。
「ケムリでてる!」
え?けむり?火事??
「ここだよー」とぐりぐり押されたのは額の真ん中。
本気で見すぎて額にしわがよっていたらしい・・・
けむりという表現に脱力しながら、小さな子相手に 力が入っていた自分を反省しました。
本気モードは美容にも大敵。ニコニコしながら歯磨きしたいです。
・・・でも「動かないで!!!」
これも、虫歯を心配する愛なんですけどね。
言葉による刷り込み力
次女がなんだかとても可愛かったから聞いてみました。
「どうしてそんなにかわいいの?」
お答えは
「えー、まるいから。」
ご、ごめん。確かにときどき・・・いや頻繁に
「まるくて可愛いね♪」と言っていました。
子どもは素直だから、言われたままに言葉を受け取ります。
いやいや、子どもだけじゃありません。大人相手だって、口にした言葉以上の理解なんて期待してはいけません。
入社当初から、私の希望は海外勤務でした。
しかし、周りの誰もが海外を希望すると考えていたため、「若いのにそんな希望を出すなんておこがましい」と異動希望先には別の部署を書き、備考につつましやかに「将来的にはxx駐在員事務所を経験したい」などと加えていました。
しかし、チャンスは巡ってこずに早十数年。子どもができた今は海外勤務も難しい状況です。
今では分かります。伝えたいことは口にださないといけない。謙遜なんて全くもってムダでした。異動を決める人達には、紙に記したことしか伝わらないのです。しかも、人事決定は紙に記してから数年後。
さらに・・・「なにが羨ましいのか?」に書いたとおり人の考え方は千差万別。海外勤務は誰もが望んでいるわけですらないのです。
へこむ・・・入社当時の考えすぎの自分に喝を入れたい。
「口にした言葉以上に私のことをみんなが理解してくれる」という考えは妄想でした。思いはきちんと口に出し、伝えていく。
気付くのに時間がかかったし、予防線を張らないことで傷つくことも多くなるかもしれないけれど、後悔を増やさないために、言霊を有効活用していきたいです。