【海外赴任】大学の英語の授業で鼻をへし折られてから、TOEIC990点、海外駐在になるまで。
昔からあこがれていた職業に英語が必要だったので、中学・高校とそれなりに勉強してきたつもりでした。
しかし大学に入学して「単位取りやすいらしいよ」と聞いて選択した英語の授業に、鼻をへし折られました。
先生の「自己紹介初めて」の一声で、グループの人たちが話し出します。「3年間アメリカに行っていて・・・」、「へー、私はイギリス。」、「僕は留学生で・・・」。
ナニコレ。全然聞き取れない。自意識過剰なお年頃もあり、「(え?私の超ジャパニーズイングリッシュでは恥ずかしくて話せないっ。)」と思い込んだ私はその日一言も発することができず、授業も2回目以降さぼってフェードアウトしてしまいました。
最初は帰国子女が多いことを自分への言い訳にしていましたが、このままではいかん!と、紆余曲折しながら英語を学ぶことで、海外経験は旅行のみという状態で、TOEIC満点を取り、海外駐在も経験できました。
そこにいたるまでの勉強遍歴はコチラ。
1. 英会話学校
駅前留学NOVAに2年間通いました。先生の質にバラつきがあったのに自分で選べなかったのが残念でしたが、英語を直接ネイティブと話す機会としては〇でした。
2.通信講座
アルクの1000時間ヒアリングマラソンを3年間。簡単な冊子+通常スピードのインタビューの組み合わせで、よくできた教材でした。映画が好きだったので中身にも興味を持てたのが続いた秘訣。
語彙が足りなかったのでボキャビルマラソンという単語に特化したコースも受講。「老人性痴呆」や「大聖堂」など、こんなマイナーな単語いつ使うんだー!と当時は思っていましたが、意外とその後の海外赴任で刷り込まれた単語に助けられました。
3.Voice of America
アメリカの国営放送のニュースを使って、スクリプトを見ずに聞き取れた内容をひたすら書き出すというディクテーションを繰り返しました。これはとても有効でした!何度聞いても聞き取れなかった内容が、答えがわかってから聞くと聞き取れるようになる体験が英語を聞きとれる耳を作ってくれました。
10分間ニュースを使って、1時間で書きとっていました。最初は必死でやっても半分も書きとれませんでしたが、1時間以上だと集中力が切れるのと、少しずつ聞き取れる量が増えていくのがゲーム性があって継続につながりました。
4.文法は1冊の本を繰り返し
高校の先生に進められた問題集「TOEIC TEST文法別問題集」を繰り返し解きました。間違ったところはチェックをつけて、時間がないときはチェックしたものだけ解きなおし。基礎の文法ができていることが前提ですが、参考書を何度も読むより、問題を解いてできていないところを洗い出す方が効率が良いです。
5.オンライン英会話
レアジョブやBizmateなど。毎日30分の英会話が家からできて、月6000円程度は費用対効果抜群。毎日更新される記事を使ったレッスン、自由な会話、文法のレッスンを気分に応じて組み合わせ。
これら以外にも、NHKラジオ英会話や、テレビの英会話番組、字幕なしで映画を見る、といった続かなかった勉強法も多数あり・・・。
そして、
6.海外駐在
行って、住んで、仕事で使うことで、ぐんと英語力が伸びました。下手でも鉄の心で話しかけにいってとにかく話したことがよかったと思います。
振り返ってみると、どんな勉強が効果的なのかもわからず、時間をかけても上達しない不安を感じながらも、とりあえず続けてきた勉強が、英語力を作ってくれました。
英語の勉強法に特効薬はなく、地味でも続けることが一番大切です。
これまた地味ですが、1000時間の白地の表を作って、勉強時間を塗りつぶしていく可視化も、私には有効でした。
現在はオンライン英会話と、アプリ(スタディサプリ)を使用しています。どちらも内容が面白いので続いています。
日本に戻ってきてあっという間に英語力が落ちてしまったので、「地味でも続けること」を自戒としたいと思います!