期待値の設計:ポジティブにもネガティブにも効く。痛いよ痛いよと言われると痛くない。
ワーママはるさんのVoicyで期待値の設計について言及されていました。
自分の期待値以上のサービスを受けると口コミで周りに伝えたくなる。
できることをすべて宣伝したくなるけれど、いい意味で期待を裏切れる期待値の設計がビジネスでは大事、という内容でした。
確かに「予想通り」であればあえて他の人にシェアしようとは思いませんが、期待を上回るサービスだとついつい周りにおすすめしたくなります。
これまでの私が思わず周りに宣伝したサービスだと、
・ダイビングの際にあったかいおいしいご飯を提供してくれたダイブショップ
・子供に歌を教えてくれたスリランカの現地ガイドさん
・レッスンや発表会の様子のビデオをLINEでシェアしてくれるダンスクラブ
ポジティブな方向はもちろんですが、この期待値の設計、ネガティブ方向にも効きます。
コロナのワクチン接種の際、お医者さんが「この注射めちゃくちゃ痛いよ、痛いですよ~、ほら痛かった」と言われているうちに注射が完了しました。
めっちゃ痛いと覚悟していたから、終わったら「こんなものか」という拍子抜け。
ワクチン接種後は、腕が筋肉痛のようにかなり痛く、だるくなるのですが、あの時のお医者さんの「めっちゃ痛いよ」が浮かんできて思わず笑ってしまいます。
ネガティブなことが待ち受けていても、「この仕事はしんどいぞ~、めちゃ時間かかるぞ~、ほら終わった」とネガティブ方向に期待値を設計すると、「意外と簡単だったし。私優秀。」とか思えるので、一つの対処法かもしれません。
コロナワクチン、2回の接種完了。予約で試したあれこれ。情報収集と思い切りが大事!
コロナウィルスのワクチン、2回の接種を完了しました。
私の住んでいる自治体は日本の中でも下から数えた方が早いくらいワクチン接種が遅かったです。行政関連は焦っても仕方がないので普通なら待っているところですが、夏に海外出張に行くことに!
何とか出張前に接種ができないか色々と試してみました。
1. 自治体からの連絡(5月)
40代の私が接種できるのは「9月以降(未定)」という紙が送られてきました。自治体のホームページも同じ表記。
コールセンターが設置されたので電話してみたものの、つながらない。
2. 東京大規模接種センター(6月上旬)
大規模接種センターの話を聞くものの、接種券が送られてくるめどが立たないので予約できずに断念。(接種券がないと予約はできない。)
3. 市役所に電話してみる(6月下旬)
1回目と2回目の間隔が4週間程度、副反応も怖いから出張には間に合わない、とあきらめていたところ、他の地域の人から、「ファイザーやJ&Jなら3週間間隔で接種が可能」と情報を得ました。
自治体ホームページを見ると集団接種の文字があるもののやはりよくわからない・・・
ということでコールセンターに電話して事情を話したところ、7月1日から予約ができるらしいことがわかりました。
4. 予約確保(7月)
7月、朝いちばんに電話したところ2回の予約を確保することができ、無事海外出張前に接種を完了できました。
接種券が届いたのは、1回目の接種の前日でした。現在はワクチンが足りなくなり、予約は停止しているそうです。
今回、ぎりぎりで接種を完了できたのは、周りの人からの情報と、すぐに行動したおかげ。
行政関連はつい後回しにしてしまうけれど、動いてみることが大事ですね。
世界報道写真展2021:伝えたい問題意識を持つ/それでも世界は動いている
東京写真美術館で開催されている世界報道写真展に行ってきました。
世界報道写真展は1956年から始まった、ドキュメンタリー、報道写真の展覧会です。
今年は130の国と地域のフォトグラファー4,315人から計74,470点の応募があり、展覧会では約150点の入賞作品が展示されています。
写真が切り取った一瞬がどれほど強いインパクトを持つかに、驚きました。
私の得た新しい視点は2つ。
- 伝えたい問題意識を持つ
- それでも世界は動いている
1. 伝えたい問題意識を持つ
今年の大賞は、ブラジルのおばあさんと看護師がプラスチックカーテン越しに抱擁している写真です。
大賞に限らず、コロナに関する写真が多くありました。
一口に「コロナ」というとマスクをつけた群像や、病院で働く人々のイメージが思いつきます。
しかし、会場で取り上げられていたのは、
海底に沈むマスクとそれに興味を示すイルカでマスクを飲み込むことを環境問題として取り上げていたり、
長時間勤務された後のマスクの跡の看護師さんの顔を取り上げて、疲れた表情とマスクやゴーグルの締付けの強さで過酷な労働を伝えていたり、
異なる、かつ考えさせられる視点でした。
ただ漫然とカメラを構えていてもこのような瞬間は切り取れない。伝えたい視点があり、その問題意識と状況が合致したからこそ一瞬を切り取れると感じました。
自分で問題意識を持つこと、それが難しくてもせめて多様な視点に触れる機会をもつよう心掛けたいです。
2.それでも世界は動いている
コロナになってからすっかり家にこもりきり。ニュースにも触れず、海外旅行にも出かけられず、なんとなく世界が止まっているような感覚を覚えていました。
でもその間も、戦争は起きているし、パレスチナの人はイスラエルに収容されているし、ロシアのトランジェンダーは迫害を受け続けている。
世界ではたくさんのことが起きている。
ベクトルが自分と限られた世界にしか向いていなかったことに、気付きもしませんでした。
悲しいことばかりではなく、インドの水不足を雪解け水で解消するために、水柱を作る人々がいる。解説にそえられた「水柱の下に作ったアイスカフェの収益は、年配の人の巡礼に使われた」という言葉に、世の中の色んなところにきっとある善意に、目が潤んでしまいました。
色々なことを考えさせられる、とてもよい展覧会でした。
8/9までです。新しい視点が開かれます。ぜひ。
ノーベル賞2020:バトンリレーが私たちの暮らしにつながる。科学者のモチベーション維持、すごい。
去年12月に放映された2020年ノーベル賞の特集を見ました。内容を忘れないように要約します。
素晴らしい発見も、成果につながるまでに数十年。みんなから「無理だ!」と言われる。それでも研究し続ける科学者、ほんとすごいです。
番組では3つの研究にフォーカスしていました。
1. 医学・生理学賞を受賞したC型肝炎ウィルス
肝臓がんの最大の原因、C型肝炎ウィルス。2011年時点で1億7千万人いた患者さんが今は8千万人まで減ってきている。以前は不治の病だったのが、治る病気になりつつある基礎を築いたのが今回の受賞者3名。
1人目は1970年代後半、A型・B型ではない肝炎を発見し未知のウィルスを発見。
2人目は1989年、ウィルスのRNAの断片を発見。
3人目は1997年、ウィルスの全遺伝子が入ったRNAをチンパンジーの肝臓に注射して肝炎を引き起こすことを発見。
その後抗ウィルス薬開発にいたったのは2011年以降。
最初の発見からすでに40年!長期にわたってバトンをつないでようやく特効薬に。
一人では解決できないプロジェクトは、最初は雲をつかむような話だったはず。これだけ時間がかかったのだから、失敗した数知れない研究があったのではないでしょうか。
2. 物理学賞を受賞したブラックホールの研究
1人目はブラックホールができるのは一般相対性理論の確固たる予言であることの発見。
2・3人目はほぼ同時期に天の川銀河に巨大質量のコンパクト天体を発見。
1人目、受賞理由からして意味が分からない・・・。
「物質が存在すると空間がゆがむ」と相対性理論の数式は示しており、重いものがあると空間がゆがむから物の動き方が変わってくる、と示したもので、それを数学的に証明したらしいです。
3人目はそれを実測で確認!ブラックホールがあると思われるあたりで、くるっと星の軌跡が大きく変わった。
「観測が始まったころ、多くの人に無理だと言われたのよ!」と、目をキラキラさせて語る研究者が印象的でした。
3. 化学賞を受賞したゲノム編集技術
2012年に発表されたクリスパー・キャス9システム。
キャス9ははさみの役割をする酵素。
中にあるガイドRNAを変更することで切る場所を自由に変えられる。ガイドRNAが見つけた場所でDNAを切ることができる。
これは比較的最近ですが、生物系の研究者は皆が使っている素晴らしい技術!
番組では、難病治療への応用について、日本のiPS研究所での研究が紹介されていました。
目の前の、数か月、せいぜい数年で成果が見込めるプロジェクトであれば、モチベーションを維持することはできます。
でもどの研究も一つの研究で完結ではなく、数十年間、国を超え様々な研究者がバトンをつなぐことで、私たちの生活につながっています。自分の研究がどのように繋がるか、結果のすべては予見できない中で研究し続ける科学者のモチベーション維持力に頭が下がりました。
怒りがわくのは、やれないからではなくやらないから。傾聴の重要性。
昨日、同僚が放置していた仕事のフォローでドタバタで、久しぶりに腹がたってしまいました。
やれないことは、しょうがない。私もできないことはたくさんあってたくさんの人に助けてもらっているから、できるだけフォローしたい。
でもね、数か月前から何度もお願いしていた内容だったのですよ。
忙しくて時間がとれない、それもわかる。
でも何度言ってもやってくれないということは、こちらの言葉を軽く取られていると感じてしまいました。
最近、ビジネスの場でも傾聴が大切とされています。
傾聴とは「耳を傾けて熱心に聞くこと」。信頼関係を築くのにとても大切。
逆に言えば、聞いてくれない相手は信頼できない。
数日前に書いたブログで書いた
「2. 相手から好かれて学びを最大に。教えてもらったことを実践する、感謝する。
素直に聞き、すぐ実践し、感謝の気持ちを伝えると、より貴重なアドバイスもいただけます。」
まさにこれ!すぐ実践&感謝に気を付けよう。
マイブーム、モムチャンダイエットで汗をかく!危機感→爽快感で習慣化のループ?
最近、モムチャンダイエットを続けています。
十数年前に流行った韓国発のエクササイズとのこと。
こどものころから続けられない私がなぜ数日でも続けられているか?
効くと実感したから!
30分のダンスをやってみたところ、その後4日間、筋肉痛で動けませんでした。
その時、痛感したんです。このままではやばいと。
その後、15分のダンスに変更して、毎日続けています。
加えて、こちらのストレッチ的なものも15分ほど。
Tシャツが汗でびしょびしょにぬれているのを見ると、頑張れた気がしてうれしい。そのままお風呂に入るのが一連のルーティンになってきました。
最近習慣の力という本を読みましたが、
きっかけ→ルーチン→報酬のサイクルを設定できると、習慣のループが働くらしい。
きっかけ:体の衰え。危機感!
ルーチン:15分x2の運動
報酬:がんばった達成感、その後のお風呂の爽快感。
条件はそろっているので、あとは続けるだけ。
三日坊主でも、三日坊主を7回続ければ3週間!習慣化目指して頑張ろう。
TED:英語はツールか、アートか? 手段だけどお笑いが理解できるレベルまでもっていきたい。
マレーシアで20年間英語を教えてきた女性が、
「英語を話すのにおいて大事なのは英語のレベルではなく、Calm(静かに)、Clear(明瞭に)、Confidence(自信をもって)伝える態度だ!」
とプレゼンしてくれるTEDトークを見ました。
要約すると・・・
正しい英語を話そうとすると、萎縮してしまう。
次に何を話すか考えていて、相手の言っていることに集中できない。
でも現在は世界中の英語の会話のうち、96%はnon-native speakerを含んでいるのだから、そんなに正しくなくても伝わればいい!
話すときは、自分ではなく、相手と、得られる結果に集中すること。
英語はアートではなく、ツールなのだから!
確かに英語のレベルが低くても、たとえ単語だけでも、伝えないより絶対に伝えた方がいい、というのはアメリカで実感したところ。
間違った発言ですら、発言しないより価値がありました。(発言しないならその場にいる意味がない。)
とはいえ・・・やっぱりある程度のレベルにはなりたい!
だってこのTEDトークの中で出てくるジョークの意味が全く理解できなかったから・・・
ジョークは最上級に難しいよなあ、と日本のお笑いを見ていても思います。
「さらっとユーモアを会話にしのばせられる」が、英会話で目指すゴールです。
本の感想:インプット大全 すべてがアウトプット前提!
最近のインプット不足を嘆き、インプット大全を読了。
以前記事を書いたアウトプット大全の対となる本。
今回もたくさんのヒントがちりばめられているけど、私がやろうと思うこと3つ。
- アウトプット前提でインプット&定着させるには2週間で3回以上アウトプット
- 相手から好かれて学びを最大に。教えてもらったことを実践する、感謝する
- 電車で30分の駅にも気づきがある
1. アウトプット前提でインプット&定着させるには2週間で3回以上アウトプット
これが一番の肝。会議でも、あとで皆に報告しないといけないと思うと一生懸命に聞きます。アウトプットすると決める。そしてブログに書く。読書メータに書く。家族や友達に話す。
特に家族に話すのが私にはいいアウトプット。話が長いと容赦ないツッコミを入れられるので・・・
2. 相手から好かれて学びを最大に。教えてもらったことを実践する、感謝する。
素直に聞き、すぐ実践し、感謝の気持ちを伝えると、より貴重なアドバイスもいただけます。
これは教える立場になって本当に実感。何度伝えてもやってくれない後輩には、だんだんと教えるモチベーションが下がってきます。
教えてもらう=相手の時間をいただいていること。自分は感謝の気持ちを忘れないようにしよう。
3. 電車で30分の駅にも気づきがある。
旅行が趣味だけどしばらくは遠くに行けません。近場でも、コンフォートゾーンを出たところに発見と成長あり。
現地の人や専門家と回るとより学びが大きくなるみたいだけど、これはコロナが落ち着いてからかな。
まず「3つやってみる」。それができたら次の3つ、とよくばりすぎないのも大切だそうです。
漫画の登場人物の悲哀、嫌いなキャラクターも作られている:BAKUMANを読んで。
今日「打ち切り寸前から大ヒットしたマンガ3選」という記事を読みました。
それで思い出したのが、BAKUMAN。
二人の同級生が人気漫画家を目指す&なってからの苦悩というストーリーの面白さもさることながら、少年ジャンプの漫画家さんの裏側を描いた功績が大きい。
アンケートによって打ち切りがすぐ決まる制度を知り、たびたび疑問を感じていた色んな漫画の急な方針転換の理由がわかりました。
最終回直前にしっちゃかめっちゃかになって「今までありがとうございました!」と急に終了するのは作者が新しい試みを色々試してたのか、と合点がいきました。
創作の裏側は面白くもいばらの道で、漫画家さんのお休みもない日々を思うと尊敬します。
しかし、私が一番衝撃を受け、考えさせられたのがアシスタントの中井巧朗氏の扱い。
肥満気味で長年アシスタントを続けてきた中年のベテラン。絵はうまいけど、ほれっぽく、美少女原作者の蒼樹さんとコンビを組むものの失恋し、その後コンビ再結成時に強引に交際を迫る・・・と、読者からしてみると「なんだ、この人?」というキャラクター。
一瞬、恋愛経験のほとんどない蒼樹氏とうまくいきそうになるのだが、性格の悪さを発揮し、嫌われてしまう。
それを見てちょっとほっとした。「だよね、蒼樹さん、ひっかかっちゃだめだよ」と。
でも・・・待てよ?
これで二人の仲がうまくいったら読者の多くが「え?このダメなおじさんとくっついちゃうの?」と疑問を抱いてしまうから、あえて中井さんの性格を悪く描いたのでは?
私たちはマンガや小説のキャラに感情移入して、「この主人公が勝ってよかった」「悪いヤツは成敗されないとね」と思ったりするけれど、その立ち居振る舞いには作者、ひいては読者を含む色んな人の思惑が絡んでいるのかもしれない。
そう思うと、自分の感情が操られているようでちょっと居心地の悪さを感じました。
どうも操られている感が苦手です。
読者としては面白い漫画が読みたい。方向転換で打ち切り直前からぐんと面白くなった漫画もあるから、多くの読者が求めるものを追求するのは大切。
でも自分の感じている気持ちは自分だけのものか、何かに流されていないか、立ち止まって考える機会になりました。
こどもと一緒だと明日が二つになる。「そして、バトンは渡された」を読んで。
今日はこどもの用事で時間を色々と使いました。
- 次女の英検会場に一緒に付き添って行ったところ、Googleマップが間違っていてバスで来た道を20分も歩いて戻ることに。
- 長女の病院に付き添って行ったところ、「持っていくはずのものがない!」というので慌てて家にとりに帰ったら見つからない!(病院に預けていた)
普段だったらイラッとしてしまうところだけど、20分歩いている間に次女とたくさんおしゃべりができ、罪悪感にかられた長女に遠回りの買い物につきあってもらい、子供たちと色々話せて、よい時間だったと感じました。
そう余裕が持てたのは昨日「そして、バトンは渡された」を読んだことも影響しているかも。
この本を読んで、私は号泣しました。
主人公は親の離婚・再婚で家族の形態が7回も変わった女の子。そう聞くと、かわいそうな境遇に泣けたように思えますが、いえいえ、主人公が幸せすぎて泣けました。
血のつながっていない親たちが、親になれたことを「ご褒美」「ラッキー」ととらえて、ちょっとずれているけど大きな愛情を注ぎ、バトンをつないでいく。
登場人物の一人が言います。
「自分の明日と、自分よりたくさんの可能性と未来を含んだ明日が、やってくるんだって。未来が二倍以上になることだよって。明日が二つにできるなんて、すごいと思わない?」
そう、子供との時間はとても大切であり、有限であり、そんな時間をもらえることは「ラッキー」で、自分一人ではできないことを運んできてくれるのだ。
余裕がないと忘れてしまう、そんなことに気づかせてもらった。
とはいえ、英検会場は調べておくべきだったなあ・・・余裕のなかった昨日の私に反省。
本の感想:『ニュータイプの時代』「今時の若者」はわがままではなく、意味を追求している
「いまどきの若者は・・・自分達の時はもっと大変だった!」
ステレオタイプな表現だけど、こんなことを言いたくなったことはありませんか。
「上司に反論なんてこっちがハラハラする」、「やりたい仕事だけやるなんてわがまま」、「ちょっと我慢しようよ」なんて言いたくなったこと、私ももちろんありますが、こう言いたくなること自体がどうやらオールドタイプだったようです。
20世紀的優秀さ=従順で論理的で勤勉で責任感が強い、オールドタイプの思考・行動様式は、不安定な現代では価値を失いつつあります。
ニュータイプの特徴をいくつか抜粋すると;
- オールドタイプは「正解を探す」、ニュータイプは「問題を探す」。ものが飽和し問題が希少になる中、「課題の設定とその解決」の価値が高い。
- オールドタイプは「未来を予測する」、ニュータイプは「未来を構想する」。自分を予測した未来に合わせこんでも予測なんて無理。構想した未来の実現に向けた周囲を引きずって運動していく。
- オールドタイプは「KPIで管理する」、ニュータイプは「意味を与える」。暇が怖くて意味のない仕事をしていないか。本当に自分が作りたいものにフォーカスを絞るからこそ、貫通力が生まれる。共感できるストーリーが必要。
- オールドタイプは「ルールに従う」、ニュータイプは「自らの道徳観に従う」。先進技術はルールが整備されていない。従うべきは自分の倫理観であり、ワガママは最高の美徳。複数の物差しをあててバランスでいい感じの落としどころを探る。
- オールドタイプは「綿密に計画して実行」、ニュータイプは「とりあえず試す」。1万時間の法則は嘘ではないが、効率は違う。自分にフィットした場所にかろやかにポジショニングを変える方がいい。何かを試すには何かをやめないといけない。
- オールドタイプは「経験に頼る」、ニュータイプは「学習能力に頼る」。人生は長い。環境に応じて自分の学びをアップデートする
時代が変わり続ける中では価値観が変わるのが当たり前。自分の意志に従うのも、我慢してやり続けないことも、自分が意味が思える仕事だけを追求するのも、新しい時代にあった優秀さなのだ。
いかに自分がオールドタイプなのか呆然としていた時に、わーママはるさんのVoicyを聞きました。
すっぽん小町を販売するていねい通販の営業の方へのインタビュー。
「お客様より社員を大切に」という社の価値観。まずは家族や大切な人を大切に、次は周りの人、最後にお客様、という考え方はオールドタイプの「お客様は神様です」の対極をなすけれど、すごくいいな、と思いました。
上記3の意味があり共感できるストーリーで、4自らの道徳観に従い、5とりあえずチャレンジに当てはまります。はるさんが「量で売る時代ではない」と合いの手を入れられてましたが、時代の変容とそれにともなう変化を自分も「いいな」と感じたのだから自分もニュータイプの価値観を持っていることを受け入れないとですね。
まずは自分のやりたいことを、意味があると感じることを、主体的にちょっとわがままにやってみよう。
自分軸手帳を購入しました!インタラクティブな取り組みだから続けられそう。
来年の手帳として、「自分軸手帳」を購入しました。
自分軸手帳とは、ワーママはるさんがハブとなっているコミュニティ、はろこみに参加するワーママさんたちが自分の理想を自分たちで形にした手帳で、限定500部が10分で完売!追加の500部も即日完売するほど大人気でした。
届いた手帳が予想を上回る素晴らしさだったので、感銘を受けた点を3つにまとめました。
1.丁寧なインストラクション
この手帳では、Microsoft Teamsを使ってフォローアップを行うのですが、メールアドレスの設定、Teamsの設定、最初にすべきことなどが、各ステップで図とともに間違えようがない程、丁寧に示されています。
商品説明書を読むと、「コントロールパネルを開いてプリンタをクリック」などさらっと書いてありますが、「そもそもコントロールパネルはどこから開けばいいの・・・」と眉をしかめることも。こういったちょっとしたストレスが全くありませんでした。
2.たくさんのワーク
ただ予定を書き込むだけでなく、この手帳の本丸は「自分を知り、振り返り、育てる」ことで自分軸をデザインすること!
24時間を書き出し時間を見える化する「24時間の棚卸しワーク」、やりたいことを書き出す「足し算のワーク」など6つのワークが含まれています。これまで使った手帳にも似た機能はありましたが、「やりたいことが各月の前に分かれていて一覧できない」、「たくさん書き込みたいけど予備ページがない」といった不満がすべて解消されており、実際に使う人が自分たちの満足度を最大限にあげたことが伝わってきました。
3.インタラクティブな取り組み
何と言っても特筆すべきはこちら!年末に手帳を購入して「色々書き込むぞ」「振り返りに使うぞ」と思っても、数か月後には、会議しか書き込まれていなかったり、真っ白だったり・・・十分に活用できていませんでした。
この手帳の参加者は無料でTeamsを使ったオンラインコミュニティに参加できます!ビデオ会議で使い方講座をしてくれたり、ただ時間を設けてみんなで無言でワークを実施する時間があったり。自分だけだとつい自分の時間を後回しにしてしまうので、こういった機会は本当にうれしい。
そしてちょっとした要望があるとすぐに運営さんが反映してくれます!
あまりのすばらしさに次女(小学5年生)にどんな手帳かを力説した翌日。
夫「これ何?」
次女「あー、お母さんのいい手帳らしいよ。えーっと・・・自己満足手帳!」
自己満足に終わらせないよう、ちゃーんと身にしていきたいと思います。1年後、見てろよー!
年賀状の抽選は4度目のつながりを感じる瞬間。自分の価値観は絶対ではない。
年賀状をそろそろ準備する季節です。
以前、年賀状を「出す」、「書く」、「受け取る」の3つの段階でつながりのある人を思い出す合理的な手段だと書きました。
今日オンライン英会話でフィリピンの先生に年賀状のお年玉はがきについて説明していたところ、先生から「じゃあ抽選日までははがきは捨てないようにしてるんだね」との反応。
そうか、4度目、「お年玉はがきが当たっているか確認する」のタイミングもあったのか。
私の中では、受け取った手紙やはがきを一定期間保管するのは当たり前のことでしたが、受け取ってすぐ捨てるという考え方も世の中にはあるんですね。
自分の価値観が絶対ではない、とあらためて感じたひとことでした。
本の感想:勝間式超ロジカル家事 魚焼きグリルトレーは絶対買うべし!
勝間和代さんのロジカルさを見習うべく、超ロジカル家事を読みました。
仕事は効率化を色々と試みてきたのに、家事に使っている時間は「当然発生するもの」としてあまりきちんと改善に取り組んだことがなかった!
どちらで節約する時間も、他のことに使えるという価値は一緒ですよね。毎日のことだからなおさら。時間を多く取られているところだから仕組みを作れば毎日の節約になる。
ホットクックの使い方(投入する具材の0.6%の重さの塩を入れればすべての料理がおいしくなる)や部屋をキレイに保つには家の滞在時間を延ばす、といった様々なアイデアが盛り込まれているけれど、なんといっても私のヒットはこちら。
魚焼きグリルトレー!
今までグリルを使うと、焼いている途中で網の間から魚が落ちたり、ひっくり返すのが億劫だったり、洗うのが面倒だったり・・・とついつい使うのを避けていました。
しかしこちらを使うとひっくり返すのも洗うのも簡単!さらに早く焼ける。ストレスがぐぐーんと減って、夫からも大絶賛を受けました。
日々の不便さに甘んじていることって結構ありますが、少しの変更が劇的に快適さを変えることもある!ちょっとした不便さを感じたときに、変えるための時間を少し使ってみるのもいいですね。