Umeko's diary

育児も仕事も大切。日々の出来事や、習ったことから得た気付きや学びを書いていきます。

【海外赴任】ライフワークを持つこと。一つの芯が未来につながる。

海外に赴任して先輩に言われたのが「ライフワークを持つといいよ」。

このライフワークが、今も私の得意分野になっています。

 

駐在員としての赴任期間は約3年間。米国での会議出席や、日本からの頼まれごとをこなしているだけで、あっという間に毎日が過ぎていきます。

その先輩は、赴任前の業務に関係する情報調査を赴任当初から3年間続けており、独自の考察も入れた素晴らしい資料として新しい開発チームなどに提供していました。

「君もこういう資料を作るのをライフワークとしてやっておくといいよ」との先輩の言葉に、「日々の仕事で精いっぱいだし、先輩みたいに考えて行動するのは無理~~~!」というのが最初の感想でした。

 

赴任前から気になっていたアメリカの動きについてまとめてみようと、赴任から10か月ほど経った頃にようやく重い腰を上げたところ・・・超大変でした。

情報はなんとなく集めていたのですが、まとまっていないし、いざまとめてみようとすると穴だらけ。アメリカにいるだけに、アクセスできる情報も多く、だからこそどうまとめてよいか五里霧中で、結局まとまった時間がとれる休日を2か月分つぶして、なんとか年度末に資料にまとめることができました。

 

すると2年目からは、関連する情報が次々と手元に入ってくるように!

自分でまとめた資料のベースがあるので、各種会議や出張で得た情報が結びつく。

社内でもその分野について問われたら、資料を示して「ここにありますよ」と回答することで、詳しいと認識されて関連する情報収集に同行を依頼される。

するとまた情報を蓄積できる。

・・・その繰り返しで、毎年アップデートを繰り返した結果、100ページを超える資料となりました。

 

帰国後はまったく異なる部署に異動したのですが、いまだにその分野に関連する業務では私の作った資料を検討のベースにしていただいており、意見や資料の確認を求められます。

 

日々の仕事は忙しい。だから振り返ると「この一年なにやったんだっけ?」と思うこともしばしばです。(というか、海外赴任前はその繰り返しでした。)

先輩のアドバイスがなければ「3年間何やってたんだっけ?」となっていたと思います。

 

そろそろ年度末、今年やってきたことのまとめと、来年度に向けた芯を決め始めないとですね。