Umeko's diary

育児も仕事も大切。日々の出来事や、習ったことから得た気付きや学びを書いていきます。

おでかけ:森美術館 未来と芸術展

これからのライフスタイルや近未来の人間像を考察するための展覧会。

■費用:1800円

■場所:六本木ヒルズ 森美術館

 

「AI、バイオ技術、ロボット工学、AR(拡張現実)など最先端のテクノロジーとその影響を受けて生まれたアート、デザイン、建築を通して、近未来の都市、環境問題からライフスタイル、そして社会や人間のあり方をみなさんと一緒に考える展覧会。」(公式HPの概要抜粋)

 

アキラやブレードランナー攻殻機動隊を夢中になってみていたクチなので大変興味深かったです。

 

メカ的なテクノロジーの観点では、昔のSF映画で描かれた未来の一部が実現しています。アブダビに建設中の、再生可能エネルギーで稼働するマスダールシティ。アリババグループ提供の、購買データを3Dであらわしたマップ。手前と奥のスクリーンを使い、見る人の視点に合わせたプレゼンテーション。乙武さんの義足プロジェクト。役に立たない、愛嬌のみを目的としたロボット。技術の進歩に胸が躍りました。

 

一方、まだ実現していない、少し先の未来として「バイオ技術」×現代芸術の展示が目立ちました。これが・・・ぞわっとする。

身体機能向上のために二重顎ならぬ二重頬を作られた赤ちゃんや、3Dプリンタで作られたお寿司、ゴッホの子孫のDNAから再現された耳、菌糸と3Dプリンタで作られた家具など。実現にはまだ距離があるはずが、バイオ系は身近にイメージできるだけに、違和感があります。

要望を追求し続ける未来が幸せなのか、そんなことも考えさせられた展覧会でした。

 

2020年3月29日まで。