Umeko's diary

育児も仕事も大切。日々の出来事や、習ったことから得た気付きや学びを書いていきます。

こじるりから気づく。気が利いてると思われなくてもいい。

NHKで放送されているサイエンスZERO

最新科学についてわくわくするだけでなく、研究者の方々の研究対象への愛がびしびし伝わってきて、静かな熱に応援したくなってしまいます。


いつもMCの小島瑠璃子さんのコメント力には感心させられます。

  • ロボコンの取材に対し「次は連れて行ってくださいよー」と興味を示す
  • 動物を追った番組について「環境が大事と押し付けるのではなく、動物の番組で環境を守りたいと思わせるのが素晴らしい」と作り手の気持ちを読む
  • 「アポロの番組は周りでもすごく反響があって。解説ではなく肉声だったからではないかと。」と見る側に立って自分の意見を言う

よく勉強もしていて、すごい!

 

他の人も同じような感想だろうと、ネットで検索してみると。あれ?予想外に否定的な意見が多い・・・

「こじるりが中心になっている」「でしゃばりすぎ」「研究者へのリスペクトが足りない」「研究の話に集中できない」など。

 

「研究・科学の内容がしっかり聞きたい」というニーズに対しては、気の利いたコメントではなく、邪魔をしないことが求められるのか。

 

もともと前にでるのはあまり得意ではなく、新入社員の頃は会議でも貝になっていました。でも遠慮はいけないと、最近は会議でも必ず発言するように心がけていたのに!


気の利いた発言が疎まれるなんてどうすりゃいいのー!?

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でも、振り返ってみると、会議中で「気の利いた発言」を「会議の価値を高める」ことより重視していた自分がいました。

会議で求められるのは「みんなでよい解を出すこと」であり、「自分がよい発言をすること」ではないんですよね。

 

この気付きを、大御所の集まる定期会議に応用してみました。

ご年配のスペシャリストが多く集まる会議ですが、ポジション的にファシリテーションを任されることが多く、「気の利いたことを言わないと」と背伸びをして、アクションアイテムの確認などではちょっときつい物言いになってしまうことも。

今回は大御所さんのお一人がきついことをいう役割を担ってくださったこともあり、基本的には参加者の皆さんにお任せして、沈黙が続いたときに「さきほどのお話はこういうことでしょうか」と少しゆるめにコメントするようにしました。ご発言がちょっとおかしな方向に進んでいるときも、少し我慢していると、より適切な人が指摘してくれます。

 

必要なことは言わなければなりません。でもそれが全部私である必要はないし、気が利いてる、と思われなくてもいい。一歩ひいたコントロールの道も探求しがいがありそうです。