リンゴの食べ比べ。子供の枠を超えたネーミングセンスにうなる。
2月に1回、福岡県内の食べものをつくる人を特集した情報誌と、彼らがつくった食べものがセットで定期的に届く、食べもの付き情報誌、ふくおか食べる通信を購読しています。
食べ物は毎日口にするけれど、普段は生産者さんたちの話を聞くことはありません。どのような想いと背景があってこの仕事を選び、どんな苦労を乗り越えてきたかが詰まった情報誌を読むと、一緒に送られてくる食べ物に相対する気持ちが変わります。ストーリーテリングって大事。
10月の特集はリンゴ!3種類、4個の立派なリンゴが送られてきました。そのうち「新世界」と「清明」を子供と食べ比べしてみました。
新世界は、リンゴの王道で酸味と甘みのバランスがよくシャキシャキ。
清明は、酸味が少なくて甘く、最後に鼻に抜けていく香りがさわやか。
目をつぶって食べてもどちらがどちらか、私も娘もばっちり当てられるほどはっきりした違いでおいしかったです。
せっかくなのでそれぞれのリンゴの名前付けを次女(小学5年生)にしてもらったところ、
新世界は、「ザ・リンゴ」。
それじゃひねりがないよ~ともう一つ考えてもらったら「水分泥棒」!
酸味があるせいか、口に入れた瞬間水分がとられる感触がしたそうです。えー、全然おいしそうじゃない・・・
では清明は?「水分警察」。新世界に対し、水分を多く感じたから、とのこと。
単独で理解できる名前にしようよ~と言ったら出てきたのが「水の花」。
繰り返しますがどちらもめっちゃおいしかったんですよ!!!
名づけと思うと、私ならなんとなく雰囲気のよい言葉を選んでしまうけど、子供の感性ってすごいよね、と改めて感じました。