こどもと一緒だと明日が二つになる。「そして、バトンは渡された」を読んで。
今日はこどもの用事で時間を色々と使いました。
- 次女の英検会場に一緒に付き添って行ったところ、Googleマップが間違っていてバスで来た道を20分も歩いて戻ることに。
- 長女の病院に付き添って行ったところ、「持っていくはずのものがない!」というので慌てて家にとりに帰ったら見つからない!(病院に預けていた)
普段だったらイラッとしてしまうところだけど、20分歩いている間に次女とたくさんおしゃべりができ、罪悪感にかられた長女に遠回りの買い物につきあってもらい、子供たちと色々話せて、よい時間だったと感じました。
そう余裕が持てたのは昨日「そして、バトンは渡された」を読んだことも影響しているかも。
この本を読んで、私は号泣しました。
主人公は親の離婚・再婚で家族の形態が7回も変わった女の子。そう聞くと、かわいそうな境遇に泣けたように思えますが、いえいえ、主人公が幸せすぎて泣けました。
血のつながっていない親たちが、親になれたことを「ご褒美」「ラッキー」ととらえて、ちょっとずれているけど大きな愛情を注ぎ、バトンをつないでいく。
登場人物の一人が言います。
「自分の明日と、自分よりたくさんの可能性と未来を含んだ明日が、やってくるんだって。未来が二倍以上になることだよって。明日が二つにできるなんて、すごいと思わない?」
そう、子供との時間はとても大切であり、有限であり、そんな時間をもらえることは「ラッキー」で、自分一人ではできないことを運んできてくれるのだ。
余裕がないと忘れてしまう、そんなことに気づかせてもらった。
とはいえ、英検会場は調べておくべきだったなあ・・・余裕のなかった昨日の私に反省。