「頭を使って」休むことが評価される時代。長時間労働がいいって自分で決めているだけ?
最近は「休む」ことが評価される時代だと感じます。
私は自分の仕事が大好きで、入社したころは9時から23時まで働き
うちには寝に帰るのみという毎日でした。
長時間会社に尽くす姿勢が評価される時代に育ってきたので
その価値観からは正直なところ、いまだに抜け切れていません。
しかし3つの出来事を通じて、今評価されているのは
「頭を使って休む」ことだと実感しています。
1. 子供を産んだこと
子供の保育園の時間までに帰ってくる必要があり否応なしに
早く帰ることになりました。
するとやるべきこと・やらなくてもよいことが明確に。
これまでは真剣に効率化を考えていなかったことに気づきました。
2. 病欠したこと
自分の体力を過信して健康をないがしろにしていたため、長期病欠し、
同僚の皆さんに大変ご迷惑をおかけしました。
上司の視点で考えたら、一時的なパフォーマンスは120%でも
突然戦線離脱してしまうあぶなっかしい部下より、
80%でもコンスタントに成果を出し続ける部下の方がありがたいと思います。
3. 上司の評価
・一昨年度の上司の評価:仕事は頑張っているがもう少し休むこと。
・昨年度の上司の評価:仕事はOK。きちんと休みも両立しているのが高評価。
色々あって昨年度は家族を大事にすることにも時間を割いたのですが
過去で一番の高評価をいただきました。
長時間労働に厳しいご時世、長時間働かせすぎない事が
上司にとっても大きな価値になっているのでしょう。
有給休暇の年5日取得必須化のように、休ませるよう監督することは義務です。
正直なところ・・・まだ休むのは苦手です。
長時間労働によって「量」で「質」をカバーする誘惑には勝てず
土日もメールを見てしまうことがあります。
ただ、仕事を効率化すること、自分の健康状態を把握して管理すること、
「頭を使って」休むことが、評価される時代だということを認識し、
「(中身ではなく)とにかく長時間働くことがよい」という自分の評価軸に
とらわれていないか、は考えないといけません。