Umeko's diary

育児も仕事も大切。日々の出来事や、習ったことから得た気付きや学びを書いていきます。

世界の果てまでイッテQ:Afterギャビンの世界観

世界の果てまでイッテQに登場する、お笑いコンビまかろにステーションのアメリカ人ギャビンさん。

端正な顔立ち、日本語も上手で、人も良いので応援したくなる・・・けど、あまり面白くない

(うちの子は「ギャビンはモデルか弁護士やってた方が絶対よかったよねー」と言ってます。子供はシビア。)

 

しかし、彼が世界の果てまでイッテQに残した功績は大きい

彼のイッテQ出演を見てから、他の出演者たちがいかに凄いかがわかるようになったのだ。

 

出川さんにしろ、宮川さんにしろ、あさこさんにしろ、中岡さんにしろ、みんな番組を面白くするため、きちんと見せ場を作り、尺をカバーできるようにしている。

そこで自分に求められる役割をしっかり果たす。コケるのも計算。

 

以前、2チームにわかれて片方が釣りに出掛けた時、残ったチームの二人は万が一つれなかった時のことを考えてできる撮影をしていた(結局釣れたのでボツになったけど)。

 

そして関係者への気遣いも忘れない。

例えば先週の宮川大輔のお祭り男企画で訪れたのは、500mの坂を駆け上るというレース。お笑いの要素を盛り込みにくいお祭り。

しかし宮川さんは「(台風で行けなくなった)ワクワクなし祭りがよかった!」と連呼。行けなくなった祭りをフォローする関係者への気遣いに見える。

 

特にイッテQにでてくる芸人さんはいじられキャラが多いが、一流である所以を至るところで感じてしまう。

当たり前に思っていることは実は当たり前ではないってのは比べてみないとわからないですね。

「八日目の蝉」の猛烈な違和感。母親の気持ちになったらたまったもんじゃない。視点によってとらえ方は異なる。

映画「八日目の蝉」を見ました。

 

不倫相手の赤ちゃんを誘拐し逃亡生活を送る希和子の話と、誘拐から無事戻った子供という立場から成長した薫(えりな)の話をいったりきたりしながら進む物語。

 

※以下、ネタバレ含みます。

このストーリーは「母性」がテーマであり、えりなは希和子と同じように不倫を行っており、結果として子供を身ごもったことに悩む。

そして希和子と過ごした土地に戻り、最後に「ほんとはここに戻ってきたかった」「もうこの子が好きだ」と語り、希和子の母性を思い出し、自分も母性があることを自覚するという話。

 

希和子の薫(えりな)に対する愛情は確かだし、希和子視点で物語が進むから、幸せな時間が続くようつい応援したくなるし、捕まらないでと言いたくなる。演じる永作博美も可憐でかわいいしね。

だがしかし!

実のお母さんの気持ちになったらたまったもんじゃないですよ。

 

  • 夫が不倫していた。
  • 我が子が少し目を離したすきにいなくなり、4年も生死もわからない状態が続く。
  • 帰ってきた子供は誘拐犯との思い出を大事にしていて、うまく関係を築けない。

 

いや、普通に考えて同情すべき、応援すべき相手は実母でしょ。

 

自分がこの母親だったら、「あの時、ちょっと置いてでかけなきゃよかった」と何回後悔したかわかりません。

本作では少しヒステリーで不安定だったり、希和子を罵ったりしているように描かれていますが、それも状況を考えたら当然ではないかと思います。

 

それで希和子の「母性」がフィーチャーされるのがすごく納得がいかない

人様の子どもを誘拐しておいて「子育ての喜びを味わわせてもらった」とは・・・その喜びを奪われた人がいるんですけど!

 

自分が子供を産んでいなかったら希和子視点で「えりなちゃんと希和子が再会できるといいな」と良い話のように感じて終わっていたと思います。経験しないと想像できない視点があるし、一つの事実も描かれ方で違った印象になる

感情に引きずられそうになった時、他の視点から見たら全く違うとらえ方がありうることは認識しておく必要があります。

7つの習慣:第3の習慣「最優先事項を優先する」。家族のためのハイライトを設定する。

7つの習慣の第3の習慣「最優先事項を優先する」。

 


すべての行動・出来事は、緊急性と重要性の2つの軸で整理できます。

  • 第I領域:緊急かつ重要なこと
  • 第II領域:緊急ではないが重要なこと
  • 第III領域:重要ではないが緊急なこと
  • 第IV領域:緊急でも重要でもないこと

 

この中で大切なのはどの領域でしょうか?

緊急かつ重要な第I領域?

 

いえ、緊急ではないが重要な第II領域です!

緊急事態にはみんなすぐ対応します。でも重要なのは第II領域なんですよね。

とはいえ・・・毎日忙しくて手が回らないよー

 

そこで使えるのが「ハイライトを作る」。


これまではこちらを仕事に使っていました。

が、今回は第2の習慣で作った「ミッションステートメント」を踏まえて家族のためのハイライトを意識して設定してみました。

子供を皮膚科につれていったり、進路のことについて話し合ったり。

重要だけど緊急じゃないことは、たくさんありました。

 

ハイライト実施で厄介なのが「いい人」になりたがる自分です。

他人でもできることでも、頼まれたら嫌と言いにくい。

 

自分にとって本当に重要なことは何か。

目指す姿を第2の習慣で明確化しておいたからこそわかります。7つの習慣、よくできたプログラムです。

もったいない精神が私を磨く!オンライン英会話と、ジムでのヨガレッスン。自分を知ると効果的な方法が見えてくる。

運動不足は長年の悩み。解消のために色々な方法で取り組んできました。


一つのポイントは習慣化。

そしてもう一つの自分のポイントがわかりました。

それは・・・もったいない精神

 

最近開業したスポーツジムに入会しました。

レッスンを好きなだけ受けられるシステム(予約は1度に6レッスンまで)。

 

すると、順調にヨガやピラティスなどのレッスンをこなせています。

1か月で10レッスンを受けました。3日に1回ペース!

これを成し遂げたのがもったいない精神です。

 

「レッスンを受けても受けなくても同じ値段」と言われると使わにゃ損損♪

これってオンライン英会話が続いている理由も同じかも。

 

貧乏性な私にはもったいない精神が効く。

合う方法は人それぞれ。

色々試して自分を知ることで、効果的な方法が見えてきます。

7つの習慣:第2の習慣「終わりを思い描くことから始める」。お葬式で言われたい言葉は?仕事じゃなくて周りの幸せ。

7つの習慣の第2の習慣、「終わりを思い描くことから始める」。

 


三年後に自分の葬式が行われると想像したとき、あなた自身あるいはあなたの人生をどのように語ってほしいか。

そのために、自分自身が大事にするもの、どのような人間になりたいか、何をしたいか、そしてそれらの土台となる価値観と原則を表すミッションステートメントを作成します。

 

「三年後」ってすぐですよね。

お葬式で自分で言われたい言葉を思うと、本当になりたい自分が見えてきます。

 

私は自他ともに認めるワーカホリック

でもお葬式で言われたい言葉は、仕事関連ではなく、周りの「幸せ」に関することでした。

具体的に想像することで、本当に目指したいことがわかりました。

 

これを手帳に書いて時々振り返ることで、自分でも気づかなかった「ありたい姿」に一歩ずつ近づけるように思います。

7つの習慣:第1の習慣「主体的である」。私には影響の輪を見る時間はない!

7つの習慣を実行しています。

 

7つの習慣は言わずとしれたスティーブン・コビーさんの名著。効果的に生きるための基本的な原則を具体的に7つの習慣のかたちで落とし込んだものです。

 

詳しい解説は完訳版や実践ドリルをご覧ください。

7つの習慣実践ドリル

7つの習慣実践ドリル

Amazon

 

現在第4の習慣まで実施してきたので、これまでの実践による気づきをメモします。

 

第1の習慣「主体的である」

「主体的」とは周囲からの出来事や刺激、影響に対して、感情に左右されることなく自分自身の価値観に従って行動や考えを選択し、その結果に対して人のせいにせずに責任を持つこと。

ポイントは、

  • 刺激と反応の間に選択の自由があること。(私たちは自分の身に怒ったことで傷つくのではなく、その出来事に対する自分の反応によって傷つく。)
  • 自分が興味を持つ「関心の輪」の中に、自分がコントロールでき影響を与えられる「影響の輪」があり、影響の輪の領域に労力をかけること。

 

私にとってこの「影響の輪」の考え方が衝撃的でした。

会社の同僚に、家族に、不満を感じて愚痴を言ってしまったとき、頭の中はそのことで占められています。でも、自分では変えられないことにリソースを使うことはもったいないんです。

 

「変えられること」「変えられないこと」を識別するようになってからあら不思議!

あんなに気になっていた「嫌なこと」「嫌な人」を頭の中から追い出せるようになりました。

 

そうすると出来事に対しても冷静で自分とは切り離して、反応も自分で選べるようになりました。

「主体的であること」、これは7つの習慣のベースになっていきます。

初めての内視鏡検査。懸念を感じたらすぐ対応。

初めて内視鏡検査を体験しました。

 

最近お腹の調子が悪く、下痢気味になることもしばしば。

心配になって近くのお腹専門の病院に行ってみたところ、「心配なら内視鏡検査受けますか?」とのこと。

 

40代になると病気や健康に関するアンテナが大きくなります

以前、健康診断の小さな異常を放っておいたら長期入院につながったこともあり、「はい、お願いします!」と即答。初診から10日後に検査となりました。

 

やるまでは不安もありましたが、非常にスムーズでした。

 

検査までの流れは以下のとおり。

  1. 前日17時までに夕飯を済ませる
  2. 前日20時から下剤を飲み始める。私は液状のペットボトル1本を2時間かけて飲み切りました。1時間ほど変化がなくて心配しましたが、その後は無事効果あり。
  3. 寝る。お腹が痛くて寝れないかと思いきや、特にそんなこともなく。よく寝ました。
  4. 当日5:30から、また2時間かけて下剤を飲む
  5. 9:30から内視鏡検査

 

お尻の部分が開けられる(マジックテープで止まっている)検査着に着替えたら検査台に横たわり、鎮静剤を注射していただきました。「頭がぼんやりしますよ」と言われた直後に本当にぼんやり。薬の効果の高さに驚き!

カメラが入っていく間も苦しさはそれほど感じませんでした(※私の感想です。人によるらしいです)。

腸の中の様子は非常にクリアに見える

 

結果、ポリープが二つ見つかりましたがそれ以外は問題なし。

病院にはいってから2時間ほどで診察含めて完了しました。

制限も、2-3日車を運転しない・運動しない、という以外は普通の生活を送ってよいとのこと。

 

異常がないことはもちろんよかったのですが、「確実に異常がない」とわかったことが精神的によかったです。一度調子が悪くなると、結果がわかるまでは心配で・・・

 

若い頃は自分の体は後回しで、目の前の仕事などを優先しがちでした。でも人生100年時代。

少しでも懸念を感じたらすぐ対処すれば、たった数時間で後々の心配や後悔を減らすことができます。

 

案ずるより産むがやすし。お腹の調子が気になっている方におすすめです。

「自分の意見で生きていこう」ポジションをとってみる→オンライン英会話は練習に最適。

今週のお題「最近おもしろかった本」

ちきりんさんの「自分の意見で生きていこう」を読みました。

 

私は意見を言うのが苦手でした。

意見を言う=ポジションをとること。そうすると反論されるリスクもあるので、つい他人にゆだねたり(「これってどっちがいいかな?」と聞いて失敗しても責められないよう予防線を張る)、反応で終わらせたり(「すごいねー」など反論しようのないことをつぶやく)、より正解に近いものを探そうとしていました。

根本にあるのは自分の意見に対する自信のなさ

 

でも意見には間違った意見も正しい意見もありません

自分の意見を明確にするために必要なのは情報ではなく思考すること。ただ、それは練習しないとできません。

 

じゃあどうすればいいいか。ちきりんさんは、ポジションを取って、反論して、その反論に反論して、といったことの繰り返しを推奨しています。

 

そこでおすすめが、オンライン英会話をうまく使うこと。

私は毎日の記事を読んで、その記事に関連する質問に答える授業を行っています。

質問は、つい"It depens.(それって状況次第だよね。)"と答えてしまいたくなるのですが、あえてYesかNoのどちらかのポジションをとってみる。そしてその理由を言語化してみる。

 

メリットとして、

・授業の一環だから「君の意見は間違っている!」なんて言われることはあまりなく、ストレスフリー

・たとえ「僕の意見とは違う」と言われても、先生は友人ではないし、海外の方なので「そういう意見もあるのね」と反論も冷静に受け止められる

・毎日違うお題が与えられるので、様々な事象に対して考える練習になる。

 

まだ「もっとよい解があるかも」「とんちんかんなこと言ってるかな」と、不安になることはありますが、「中立的な意見は実質何も言っていないのに等しい」のです。

ずっと意見を言ってるフリをして年齢を重ねると、いつの間にか自分でも意見を言ってないことに気付かなくなってしまうかも!?

練習あるのみです。

オンライン英会話とストレッチ、あわせて習慣化!

今週のお題「マイルーティン」。

私のルーティンはオンライン英会話とストレッチです。

なるべく毎日やるように努めています、一緒に

 

もともと体がかたく、ストレッチの必要性は感じていましたがなかなか習慣にならない!

たった1分でやせるという素敵な本を手に入れたのにその1分すらできない始末。

 

そこですでにある習慣にくっつけてみました

ほぼ毎日やっているオンライン英会話をやっている最中にストレッチを行うことにしました。

 

英会話では25分の間に新聞記事を読んで、まとめ、その後は関連する質問に英語で応えるというもの。

・最初の10~15分:PC画面の記事を読みながら股関節を延ばす。

・残りの10~15分:まとめ、Q&Aは記事を見る必要がないので、前屈、開脚、ストレッチポールを使った運動をする。

オンラインだから先生もまさか私がそんなことを裏でやっているとは思うまい。

 

これで1日15分以上はストレッチをやっている換算に!

さらに、完全には集中できない環境で受け答えすることで負荷をあげて、英語力も上げることができて一石二鳥

 

習慣化が苦手な人には、毎日やっていることに新しい習慣を組み合わせてやることがお勧めです。

子供の感じる実家への意外な愛着

私の父が引っ越しをするらしい。

 

子供につたえたところ、

「え?実家がなくなっちゃって寂しい・・・」

という反応。

 

私が地元を離れてから建て替えられた実家。

夏と冬、年に2回くらいは帰るものの、自分が育った家とは違うので私自身は愛着が薄かったけど、どうやら子供たちは年に2回帰るだけでも大きな愛着があったみたいで意外でした。

 

「あの毛のぬけかけたぬいぐるみはどうなるの?」

「わけのわからない置物は?」

「使ってないルンバは?」

「人をダメにするクッションは?」

・・・愛着を感じている割には言葉が悪い。

 

でも、

「他の人が住むくらいなら、壊された方がいい!」と物騒なことをいいだすくらいには気に入っていたみたいです。

子供は思わぬことを覚えていて、大事にしているので、何か捨てたり変えたりする前にはちゃんと確認しないといけないですね。

人は置かれた環境が当たり前となる、自分だけでなく環境も変えないと続かない。

ツムラPresentsでわーままハルさんがパーソナリティをされた、生理・PMSを考えるVoicyの4回シリーズを聞きました。

 

特に衝撃を受けたのは台湾在住の近藤弥生子さんとの対談。

 

台湾では自分が生理であると伝えることにも生理休暇を取ることにも抵抗がなく、そしてそれを伝えると、周りが差し入れしてくれたり気遣ってくれるとのこと。

辛いときはつらいという。誰でも迷惑をかけて当たり前。迷惑をかけてかけられる」文化だそうです。

 

衝撃を受けたのは、日本では子供を静かにさせないと迷惑、体調が悪くても迷惑かけるからこの会議休めない、ということがよくあるという話が出た時、近藤さんが、

「えー、(日本って)そうでしたっけ!自分の考え方が変わったことに話してて今気づきました!」と言っていたこと。

 

日本から近い距離にある台湾で、10年前まで日本にいた方なのに、10年の歳月で価値観がガラリと変わって自分の今いる環境が当たり前になる

「人のことは変えられないので、よいと思う行動は自分だけが行えばよい」と思っていたけれど、今回の「辛いときはつらいという。誰でも迷惑をかけて当たり前。迷惑をかけてかけられる」といった考え方がよいなと思ったら、環境も変えていかないと結局もとに戻ってしまうかもしれません

 

私たちは良くも悪くも慣れる生き物。

アメリカからの帰国後は日本のサービスに違和感を感じるほど驚いたけど、いまではすっかり慣れ切ってますし・・・。


自分が変わる、だけでなく、環境も変えないと継続しないですね。

おススメを取り入れてもらえると嬉しい。取り入れることを可能とした自分軸手帳の秀逸な枠組み。

2023年度分も「自分軸手帳」を購入しました!

 

2021年、2022年と、この手帳のおかげで自分のやりたいこと、好きなことと、成長がよくわかりましたので、来年分も即購入。

 

あまりによかったので、友人4名におすすめしたら、そのうち2人が「買ったよ!」と報告してくれました。

  • おすすめをおぼえていてくれて、
  • 買うというアクションに移し、
  • 報告してくれる

ってすごい!

大好きな友人たちですが、さらに好きになりました。

 

誰かにおすすめされたことを取り入れても、報告まではしないこともあったけど、一言でこれほど嬉しいとは!報連相は親しい間柄でも大事です

 

そして、それを可能としたのは、自分軸手帳の秀逸な枠組み。

すでに手帳を持っている人と興味を持った人には、登録するとメルマガが配信され、先行購入できる日付が伝わる仕組み。

勧める方もメルマガ紹介して取り入れるか取り入れないかは相手の判断に任せられるし、おススメされた方も考えた上で購入のトリガーがあるから判断しやすいし報告もしやすい

来年は友人達と一緒に、より一層楽しい手帳ライフが送れそうです。

誕生日のごはん その2

長女が言う。

「誕生日のご飯はお寿司がいい!」

(最近値段が高いものを狙ってすごい勢いで食べるので、回るお寿司にします。)

 

次女が言う。

「誕生日のご飯は~何でもいいけどねぇ、」

(何でもいいとは謙虚・・・)

アメリカの食事がまた食べたい!」

 

!!!

、、、往復だけで数十万円かかりますけど!

 

 

9年前とあまりにも変わらない会話に、人間の本質って変わらないんだな、と思わされました。

「13歳からのアート思考」x「バンクシー展」アートとは既存の概念に戦いを挑むこと。バンクシーは時と場所の軸を追加。

13歳からのアート思考を読み、その後「バンクシーって誰?展」に行き、見える部分に制限されない、これまでの概念に戦いをいどむ表現のかたちがアートだとわかりました


美術館にいくのは大好きです。美しいものはいい。

でも「名画」と言われる絵の良さがわからないことも。

例えば、ピカソアヴィニョンの娘たち。

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アヴィニョンの娘たち

美しくも上手にも感じないし、なんか怖いし・・・価値がワカラナイ。

でも、13歳からのアート思考によれば、カメラの登場により目に映る通りに世界を描くことのゴールが崩れ、その中で遠近法的なリアルさに疑問を投げかけたことに価値があるそうです。

絵そのものではなく、その表現がどんな概念を打ち破ろうとしたかという思想自体に価値があるという考え方に驚きました。

 

その後、「バンクシーって誰?展」でも同じようなことを考えさせられました。

バンクシーとは正体不明のストリートアーティスト。オークションに出した自分の絵にシュレッダーを仕込んで、落札された直後にシュレッダーにかけてしまうような過激な人物です。

 

大人気だけど、落書きだし、過激さもちょっとパフォーマンスっぽい、と良さがやっぱりワカラナイと思っていましたが、特に、イスラエルに残されたアートで考えが変わりました。

  • 「力を持つものと持たないものがいるとき、何もしなければ持つもの側に立つことになる。完全な中立はあり得ない。」
  • ガザの廃墟に描かれた子猫のかわいい絵について「ネット民は破壊されたガザの廃墟は置き去りにして、子猫の写真にしか興味をしめさない。だから子猫の絵を描き、ギャップでガザ地区の現状を伝えたかった。」とコメント。

 

解説に「バンクシーのストリートアートは作品とそれが描かれた時と場所が巧妙に選ばれている」とありました。

なんらかの概念を壊そうとし、挑むことがアート。

その中に時と場所の軸まで加わったことが、バンクシーの絵の価値を高めているということなんですね。

 

アートをみるのがますます楽しくなりました。

ドライブ・マイ・カー:自分の心をのぞきこむためのきっかけ

映画「ドライブ・マイ・カー」を観てきました。

3時間は長いと思っていたけれど、そんなことは全くなかった。最初から丁寧に描いてきた、それぞれの背景や、傷や、内面があったから、メッセージが伝わる。見終わってしばらくたつのに、まだ心のどこかがこの映画のことに占められています。

 

以下、少しネタバレ含みます。

 

「本当に他人を見たいと望むなら、自分自身を深くまっすぐに見つめるしかない」

様々なストーリーが最終的にここに帰着する。

 

妻の不貞を問いたださなかった家福さん。自分の中の傷から目を背けて、だから自分が引きずり出されるワーニャ役が演じられなくなった。

わたしたちは他人(ときには自分)の行動について、みなかった振りをすることがある。思い通りにいかなかったことも笑ってやり過ごすことがある。「問い詰めるなんて子供っぽい」「他人は他人だ」と言い訳をしていても、本当に自分の心がそのことについて折り合いがついているのかは、確認しないといけない。正直な自分の心に向き合うのは怖いけど、自分にしかできないのだから。

 

そして高槻。

ちゃらくてゆるいところが、登場シーンからにじみ出ているが、実は自分をコントロールできない自分、からっぽの自分に焦燥を感じている。音さんとの記憶を家福に伝える中で、自分も自分に正直にならないといけないと再認識したように見える。

こういう焦燥ってあるなあ、自分が場違いだと感じる時。衝動に身を任すのではなく、自分の心に響いたことは細い糸であってもきちんと手繰り寄せて、何が自分を動かしたのかを追い求めることで、自分の心が大切だと感じるもののてがかりとなる。そして、自分がやったことには責任を取らなければならない

 

まだ消化しきれてないけれど、みて「あー面白かった」で終わるのではなく、それぞれの登場人物の生き方を、言葉を、自分に投影して考えることがこの映画の価値だと思う。考え続けてみたい。