本の感想:DHBR時間と幸福のマネジメント(2019年9月号)
なぜ働きすぎてしまうのか。時間とお金、どちらが大切か。その働き方は持続可能か。
DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー 2019年 9月号 [雑誌] (なぜ働きすぎてしまうのか 時間と幸福のマネジメント)
- 作者:ダイヤモンド社
- 発売日: 2019/08/10
- メディア: 雑誌
働きすぎは、ずっと課題です。
「きちんと休むことが評価される」「会社から評価されることにこだわりすぎない」と思っていても自分の考え方を変えるには時間がかかる。
長期的に考え方を変えていくために、気になっていたこの本の特集からいくつか学びを書き残しておきます。
1. 最も幸せなのは時間をお金で買う人々
お金より時間を重んじる人は、そうでない人に比べ、10ポイント評価で0.5ポイント幸福度が高い。(結婚で上昇する幸福度の半分の上昇!)
友人や家族と過ごす時間が増えることで幸福感は大幅に増す。
2.それなのになぜお金(仕事)を追求してしまうのか
①認知バイアス: 「多忙は要職にあるということ。自分は価値がある人間だと思いたい」、「現在よりも将来のほうが時間があるはずだ」。
あー、わかる。スケジュール空いていると埋めたくなってしまうんですよね。
余裕を見せないといい仕事はまわってこないので、減らすようにしたいです。
今やらないともっと時間がない、というのは実感しているので、メールは読んですぐ対処するように切り替えつつあります。
②組織面の要因:金銭的インセンティブが働く組織では時間をないがしろにしやすい。
組織が「業績が高ければお金を上げる」といえばそちらに流れてしまう。
(でもわき目振らずに仕事をしたことによる年収の上昇は、家族と友人との時間を大切した場合に比べ幸福感の増大幅は小さい。)
ではどうすればよいのか?
組織は変えられないので自分でできそうなことをピックアップしました。
1. 余暇はあらかじめ計画を立てる
家族や友人との時間は大事!私は育休時代に始めた活動が友人の幅を広げてくれました。育休がなければ、疑問なく会社関係だけで毎日過ごしていたと思います。世界を広げてくれたという点でも子供に感謝です。
今日は仕事関連の勉強も含め、計画を立てました。最近あえてお休みには仕事から目を背けて計画を立てずにダラダラしていたけど、気づいたら週末が終わっているより、家族との時間もちゃんととれて、ストレスが少なかったです。
2. 時間を買う
家事の中でも苦手な大掃除の外注を検討しています。
3.週末を休暇ととらえてその瞬間に没頭する
目の前にある時間に集中して楽しむ。マインドフルネスにも通じるかな。そのためにも1の「計画を立てる」は有効。
お金はあまり重視していないつもりだったけど、時間も重視できていないことに気づかされました。
時間は金銭的な価値はつけにくいけれど、貴重なリソース。幸せに、楽しく、過ごしたいものです。