Umeko's diary

育児も仕事も大切。日々の出来事や、習ったことから得た気付きや学びを書いていきます。

【海外赴任】夫が主夫に。「自分のため」という意思決定。

 「子供がいても海外駐在のチャンスをつかめた理由 」では準備が完全に整っていたかのようですが、もちろん、最初に赴任の話が来た時には頭が真っ白になりました。

 


打診いただいたとき、夫は単身赴任中。子供をどうするかが最大の課題です。

「子供を国内留学させるか」、「現地でベビーシッターを雇うか」、「親に海外へついてきてもららうか」など、いろんなオプションが頭に巡りましたが、どれも子供に大きな負担を強いることになる。

悩んだ結果、以前にシミュレーションした通り、夫が会社を長期休んで主夫として来てくれることとなりました。

 

うちの場合、うまくいった要因は二点。

1.夫の性格

夫がついてきてくれることを周囲に伝えた時、「いいだんなさんだ!」という反応が多かったのですが、「仕事を長期に休むなんて俺は絶対無理」という率直なご意見も一部の男性からいただきました。

私でも育休を取るときは不安でした。男女平等が謳われてきたとはいえ、まだまだ男性への風当たりは女性よりも強いはず。

夫の場合、「人生は一度だから、長期的にみたらこの数年は休んでもいい経験ができそう」と、迷うことなく休みを決めてくれました。

はっきりした人生の優先順位付けや、周囲を気にしない性格は、私には足りないものであり、見習いたいものでもあります。

 

2.やりたいことがあった(大学)

そんな夫でも、これまでと生活が一変し、周りに同じ境遇の人もいなかったことから、振り返って「主夫業だけではきつかっただろう」と言っています。

近くの大学に入学しMBAを取得したことが、地元との交流の機会や日々のやりがいになりました。かつ帰国後の仕事にも役立っているそうです。

 

パートナーの海外赴任により、仕事を辞める/長期休むか、という悩みは共働きの場合は必ず生じます。

「相手のため」というだけではなく、「自分のためにもプラスである」と納得できる決断が、長期的に互いにとって必要です。

 

これから夫の海外赴任に私が付いていく可能性もあります。

その場合は「相手のために」、「前にしてもらったから」ではなく、「自分がこういうことができるから」と意思決定したいものです。