Umeko's diary

育児も仕事も大切。日々の出来事や、習ったことから得た気付きや学びを書いていきます。

在宅の今は社内向け発信の好機。自分が発信するならよく知っていることにすべき。

コロナで在宅が増え、出張等がなくなったのを好機として、会社で持ち回りで勉強会を行っています。

 

私の部では約100人が所属していますが、普段は席にいる人も少なく、隣のグループの業務内容すらよく知らない状況。

それを受けて、Microsoft Teamsを使用して各グループ長が一人あたり30分で自分のグループの説明してくれました。最初に部長が自分が考えている今後数年の目標と、今年の目標を話してくれたのですが、これがよかった。

 

アメリカにいる時は、リーダーが事あるごとに自分の考えを発信していました。駐在先の社長や支社長は毎週社内に向けて今週各部門で何が行われたか、問題が起きた時はその対処について社内に直接メールで配信。今回のコロナに関しても、社長名で全社員に対し方針や補助、テレワークのアドバイスが配信されています。プログラムやプロジェクトのリーダも、会議やメールでチームメンバーに考えを伝えていました。

一方、日本の組織は、トップが考えていることがわかりにくいと感じます。私の会社では組織目標も紙で配布されるだけで、裏にあるはずの問題意識を理解・共有できませんでした。コロナ対策についても、トップからの直接の発信はありません。

今回、部長からしっかり30分考えを聞く時間を持つことができ、さらに各グループの実施していることとビジョンを共有してもらえたことで、部として目指している方向がやんわりと把握できました。

各社員も普段は外向きの業務で精いっぱいですが、内省する時間もとれる今のタイミングは、社内向けの発信の好機だと感じます

 

並行して私のグループ(30名程度)でも得意分野が細分化されているため、持ち回りで勉強会を行うことになりました。私は駐在の経験を踏まえてグループ長から海外動向について発表のご指名。

あまり負荷なく、既存の資料を使ってでいいとのことだったのでのんびり構えていたら、グループ内だけの勉強会の予定が、海外動向には他のグループも興味があるということで、結局部全体に説明することに!国際調整担当者も参加したいと、、、。

「本職が参加するなら最新動向も勉強して入れないと!この一年は業務では関わっていないのにどうしよう。」とあせっていたら、

「後から参加者が広がったのは上司の責任。自分が自信をもって話せる内容じゃないとぼろがでるよ。わからないところは現在の駐在員に任せればいいんじゃないの。」と夫に言われて目からウロコが落ちました。

 

人前で話す時にはオーディエンスを見て内容を決めるのは基本動作です。しかし、コアの対象者や自分の得意分野を見誤ってはいけません。頼まれたのだから全部自分がカバーしないといけないと思い込んでいましたが、自分が一番知っていることを背伸びせずに伝えるというのが私にもオーディエンスにも価値が高いと考えなおし、最新動向について触れつつも、駐在の時のライフワークを中心に内容を組み立てなおしました。


自分が得意なこと、好きなことだからこそ気持ちを入れて伝えられる。これはどんな発信でも言えることですね。さあ、熱を込めて勉強会の先生頑張ります!