テレワークはゴールデンタイム。シングルタスクで重要案件を。
数年日本を離れているだけで、職場環境が大きく変わりました。とても快適な方に。
セキュリティ向上で共有サーバや社内システムへの外部からのアクセスが可能になり、
Skype for businessがすべての個人端末に導入され、
Outlookで同僚の予定や会議室を予約できるようになったことで
テレワークへのハードルが大幅に下がりました。IT万歳!
数年前までは、テレワークはあくまで試行。環境も整っていないから上司を(上司が?)捕まえにくいせいか、係長もテレワークを実施する部署でないと平社員はテレワークできないという不思議なルールがありました。
帰国後は月に数回、テレワークを行っています。
通勤時間分が使える、子供が帰ってくる時にお帰りといえる、といったメリットに加え、特筆すべきはシングルタスクが可能とする「集中力」。
昔はテレビを見ながら宿題ができる、ワーママの醍醐味はマルチタスク、なんて同時にいくつものことができることを自慢しておりましたが、実は効率が悪かった。
会社に行けば、話しかけられたり、会議の時間になったり、電話がかかってきたりと、まとまった数時間で一つの仕事に取り組むことはできません。
たとえ自分が話しかけられていなくても、目や耳に入ってくる情報で頭がごちゃごちゃとしてしまう感覚があります。
しかし、テレワークの日は自分が組んだ通りに時間を使えます。
場合によっては電話に出なかったり、食事の時間をずらすことも可能です。
仕事は「緊急度」x「重要度」の2軸で整理しろ、とよく言われます。
優先すべきなのは「重要度」なのに、どうしても「緊急度」を優先してしまう。
「重要度が高い」けれど「緊急度が低い」案件はつい後回しになってしまい、気づいたら数週間・・・ということも。
この「重要」で「緊急でない」仕事をシングルタスクで実施するのに、テレワークは最適だと実感しています。
ここしばらく、出張や大きな会合でテレワークができず、放置案件がチラホラ。今週はしっかりテレワークの日を確保したいと思います。
テレワーク制度があるけど取りにくい方には「曜日を決める」ことをおすすめします。「あの人は水曜日はいつもいないよね」と認識してもらったらしめたもの。
私もテレワークの曜日に出社していると「あれ?今日はどうしたんですか?」と言われるようになりました。