【海外赴任】子供の反応。言葉は心配しなくても大丈夫だけど資格はお早目に。
海外赴任について、夫とは事前にシミュレーションしていたけれど、子供に話したのは決まった後でした。
次女は保育園から小学校への切り替わりの時期だったため、「別にいいよ」とあっさり了解。
しかし、すでに小学校である程度の地盤ができていた長女は激怒!
「お母さんの仕事のために何で私が友達と離れなきゃいけないの!?」と
「仕事とワタシどっちが大事?」的に大変怒られました。
しかし怒っていても、親についていかざるを得ない。
では数年間の海外滞在がどうだったか。
子供たちは二人とも大変楽しく過ごして、「帰りたくない〜」と言い出すほど。
現地では月~金は地元の学校(英語のみ)、土は日本語補習校(日本語のみ)に入りました。
日本に未練がある中、英語ばかりの環境に慣れることができるか心配でしたが、すぐに馴染んでくれました。
私たちの場合、うまくいったポイントは3つ。
1. 日本での準備
赴任が決まってから週に1回の英会話に通わせました。
学んだ量は少なかったのですが、最初に自己紹介できたことは大きかったようです。名前を言えるだけでも大きな一歩。
かつ、周りの大人や子供から「すごいね、英語上手だね!」と褒めてもらえたことが大きなモチベーションになりました。
2. 学校選び
日本人が少なく、様々な国の生徒を受け入れている学校を選び、その学区の家を借りました。
日本人が多いと固まってしまい、英語が母国語の子たちとは交流しないまま、という話も聞きます。
一方、現地の子ばかりの学校ではお互いにどう接すればよいかわからず、会話のスピードにもついていけず溶け込めないということも。
幸い、移民が多く、海外から来た子を受け入れ慣れしている学校だったため、先生だけでなく生徒たちが積極的に話しかけてくれたのがありがたかったです。
3. 日本人との交流
とはいえ、英語ばかりでは馴染むのに時間がかかったと思います。
日本語補習校で日本人のお友達と話す時間もあったことがよい息抜きになりました。
一方、英検などの英語の資格を早めに計画を立てて取得させておくべきだったのが反省点です。その理由は3つ。
1. 中学受験に有利
長女は日本に戻るタイミングで中学受験。
海外からの帰国子女枠を考えた時、英検などの資格が必要となります。
1回で資格が取れるとは限らない。
試験慣れするにも少しずつ級を上げていくことにしましたが、英検のタイミングは数ヶ月に一度。二次試験は場所が限られるので毎回受けられるとも限りません。
また、資料提出の時期は受験前なので、逆算しての準備をしておくべきでした。
2. 文法の勉強
アメリカの大らかな学校では文法は気にせずまず書かせる方式だったため、複数形のsと三単元のsの区別もつかないという体たらく!
子供達は発音は素晴らしいものの、きちんと身につけるには日本式の資格の勉強も並行するとよかったです。
3. すぐ忘れる!
子供達の英語力は残念ながらあっという間に落ちていきます。
海外にいるうちにベストの状況を形で残すには計画的な対応をすべきでした。
英語力がついたことに加え、親切な方々に触れることで他の国の人に物怖じしなくなったのが何より良かった!
自分たちでも得難い経験だったと認識しているので、将来に活かしてくれたら嬉しいです。