本の感想:断る力
人に頼られたり喜んでもらえたら嬉しい。特に女性はそう感じる方が多いのでは?私も「役に立ってる」感に弱く、頼まれてお礼をいわれることが大好きです。
この性質のおかげでみんなに助けてもらえることも多いけど、「私じゃなくてもよいのでは?」と思うこともしばしば。誰でもできることをやっている年代ではないということで、打開の役に立ちそうなのが、勝間和代さんの「断る力」です。
覚えておきたいポイントは3つ。
1. 主体性を持った方が相手にとってもありがたい。
相手に合わせることがよいとは限らない。目標を明確化して協力関係を持った方がよりよい成果を生む。
2. 上司は思いつきでモノを言う。
上司は他のたくさんのこともみているのだから、指示が絶対的に優れているとは限らない。曖昧な指示を確認するのは基本で、自分のやりたいことにリソースを割くようにうまく意訳するのを目指したいところ。
3. 交渉はクセ。
身近な人から練習あるのみ。「ぶつかるから私が折れておけばいいかな」、ではなく相手の利害も考えたうえで「よりよい方法はないか」と考えることを放棄して、楽に流れていなかったかと反省します。
主張することを意識してから、同僚や家族とぶつかることもあります。
仕事の上では、ぶつかったことでよりよい結果が得られています。
家族は、感情が先に出てしまうせいか、まだ主張のみでアウフヘーベンには至っていません。冷静な断る力は練習あるのみかなあ。
根幹は主体性をもって対応するということ。勝間さんご自身も34歳まで断れなかったと書かれていますが、これはなるべく早く身につけておくべき力だと感じます。
・・・子供の「これは嫌」「あれをしたい」というのも、主体性ということで尊重すべきなのかしら!?