Umeko's diary

育児も仕事も大切。日々の出来事や、習ったことから得た気付きや学びを書いていきます。

【海外赴任】大学の英語の授業で鼻をへし折られてから、TOEIC990点、海外駐在になるまで。

昔からあこがれていた職業に英語が必要だったので、中学・高校とそれなりに勉強してきたつもりでした。

 

しかし大学に入学して「単位取りやすいらしいよ」と聞いて選択した英語の授業に、鼻をへし折られました。

先生の「自己紹介初めて」の一声で、グループの人たちが話し出します。「3年間アメリカに行っていて・・・」、「へー、私はイギリス。」、「僕は留学生で・・・」。

ナニコレ。全然聞き取れない。自意識過剰なお年頃もあり、「(え?私の超ジャパニーズイングリッシュでは恥ずかしくて話せないっ。)」と思い込んだ私はその日一言も発することができず、授業も2回目以降さぼってフェードアウトしてしまいました。

最初は帰国子女が多いことを自分への言い訳にしていましたが、このままではいかん!と、紆余曲折しながら英語を学ぶことで、海外経験は旅行のみという状態で、TOEIC満点を取り、海外駐在も経験できました

 

そこにいたるまでの勉強遍歴はコチラ。

1. 英会話学校

駅前留学NOVAに2年間通いました。先生の質にバラつきがあったのに自分で選べなかったのが残念でしたが、英語を直接ネイティブと話す機会としては〇でした。

 

2.通信講座

アルクの1000時間ヒアリングマラソンを3年間。簡単な冊子+通常スピードのインタビューの組み合わせで、よくできた教材でした。映画が好きだったので中身にも興味を持てたのが続いた秘訣。

語彙が足りなかったのでボキャビルマラソンという単語に特化したコースも受講。「老人性痴呆」や「大聖堂」など、こんなマイナーな単語いつ使うんだー!と当時は思っていましたが、意外とその後の海外赴任で刷り込まれた単語に助けられました。

 

3.Voice of America

アメリカの国営放送のニュースを使って、スクリプトを見ずに聞き取れた内容をひたすら書き出すというディクテーションを繰り返しました。これはとても有効でした!何度聞いても聞き取れなかった内容が、答えがわかってから聞くと聞き取れるようになる体験が英語を聞きとれる耳を作ってくれました。

10分間ニュースを使って、1時間で書きとっていました。最初は必死でやっても半分も書きとれませんでしたが、1時間以上だと集中力が切れるのと、少しずつ聞き取れる量が増えていくのがゲーム性があって継続につながりました。

 

4.文法は1冊の本を繰り返し

高校の先生に進められた問題集「TOEIC TEST文法別問題集」を繰り返し解きました。間違ったところはチェックをつけて、時間がないときはチェックしたものだけ解きなおし。基礎の文法ができていることが前提ですが、参考書を何度も読むより、問題を解いてできていないところを洗い出す方が効率が良いです。 

TOEIC TEST 文法別問題集

TOEIC TEST 文法別問題集

  • 作者:石井 辰哉
  • 発売日: 2001/09/13
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

  

5.オンライン英会話

レアジョブやBizmateなど。毎日30分の英会話が家からできて、月6000円程度は費用対効果抜群。毎日更新される記事を使ったレッスン、自由な会話、文法のレッスンを気分に応じて組み合わせ。

 

これら以外にも、NHKラジオ英会話や、テレビの英会話番組、字幕なしで映画を見る、といった続かなかった勉強法も多数あり・・・。

 

そして、

6.海外駐在

行って、住んで、仕事で使うことで、ぐんと英語力が伸びました。下手でも鉄の心で話しかけにいってとにかく話したことがよかったと思います。

 

振り返ってみると、どんな勉強が効果的なのかもわからず、時間をかけても上達しない不安を感じながらも、とりあえず続けてきた勉強が、英語力を作ってくれました。

英語の勉強法に特効薬はなく、地味でも続けることが一番大切です。

 

これまた地味ですが、1000時間の白地の表を作って、勉強時間を塗りつぶしていく可視化も、私には有効でした。

 

現在はオンライン英会話と、アプリ(スタディサプリ)を使用しています。どちらも内容が面白いので続いています。

日本に戻ってきてあっという間に英語力が落ちてしまったので、「地味でも続けること」を自戒としたいと思います!

 

はてなブログ特別お題キャンペーン #学び応援WEEK

はてなブログ特別お題キャンペーン #学び応援WEEK
by ギノ

飲み会の幹事をやるメリットと心がけ。つないで、みんなも自分も楽しむ。

最近は飲ミニケーションにネガティブな雰囲気がありますね。他部署の後輩と話していた時に「歓送迎会はすべてランチ会で。部署の人とは飲みません」と言われて驚きました。

夜に制約のあるワーキングマザーとしては、歓送迎会をランチ会とするのは大賛成です。ただ、深く相手のことがわかる飲ミニケーションもとても大事にしています。どうせ参加するなら、いっそ幹事をやることで大きなメリットがあります。

 

1.自分の都合を反映できる

美味しいお店を選べるのに加え、日程も都合の悪い日を避けて設定できます。夫に子供をお願いできる日を選べるのはありがたいです。

2.幹事の立場を知る

一度幹事をすると、返事が遅いといかに迷惑か、さっと助けてくれる人が誰なのか、など、多くの学びがあります。色々な立場の経験は仕事にフィードバックできます。

3.関わりが深いほど、自分の思い出になる

先日あるプロジェクトの10周年の記念会の幹事をしました。そのプロジェクトにはあまり関わりがなかったのですが、幹事団にくわわることでこれまでの歴史を知り、プロジェクトの結束の固さを満喫し、存分に楽しむことができました。

 

もちろん、単純に感謝されるとうれしいですし、一緒に飲んだ方々とは継続的にお仕事でもよい関係が築けています。

  

幹事になる際は以下を心掛けています。

1.参加者全員が喜ぶように考える

参加者の前後の交通手段、飲食の好みなどのロジはもちろん考慮。中心人物だけでなく、新しい人やあまり発言機会のない人にスピーチしてもらうなど、全員が楽しめる会を心掛けています。

2.つなぐ

駐在員時代はほぼ毎週出張者がいらしたため、昼食か夕食に懇親会をしていましたが、複数のプロジェクトが来るときは、あえて、合わせての会としていました。意外と異なる部署間の交流はないため、知らない人同士ということが多く、新しい出会いを喜ばれる方が多かったです。

3.自分も楽しむ

人のためばかりでは、飲み会が嫌になってしまいます。気遣いはそこそこで自分も楽しむ!

 

最初の上司が「飲み会の幹事のデキと、仕事ができるかどうかは比例する」と言っていました。

飲み会も一つのプロジェクト。参加者よし、幹事よし、会社にとってもよし、の三方よしを目指すのがおすすめです。

【海外赴任】意思決定には権限移譲と繰り返し

アメリカの相手先に、とても尊敬している方がいます。知識と経験があるだけでなく、問題が起きたときの対応が素晴らしいのです。

 

1. 自分で決める

問題について自分の納得がいくまで十分に各担当者に確認する。何時間でも。そして、すべての報告を受けた上で、詳しい担当者の提案とは異なっていても、自分で決めます。

この「自分で決める」というのが、私は苦手です。特に新しい分野では、自分より経験がある人が決めた方がよいのではないか、これが最善の解なのか、とすぐに弱気になってしまいます。もともとの性格に加え、日本の「コンセンサス(合意形成)文化」の下で甘えて、決断する機会が多くなかったことも影響していると感じます。

そのため、常に短時間で自分で決めることを繰り返す姿に感銘を覚えます。 

 

2. プログラム全体を見る視座の高さ

私たちが関わっているのは国際プロジェクト。米国側の利になることを優先するのではなく、プロジェクトにとって一番よい、フェアな判断をしてくれます。それが「彼が決めたなら(自国が優先されなくても)仕方ない」という各国の納得と信頼につながっています。

また、私は問題が起きるとそこだけにリソースを集中すべき!と思いがちですが、動いているべきところを維持するためのリソース分配も見事です。

 

3. 怒らない、焦らない

どんな大変な状況でも怒らない、焦らない。

曖昧なことを言うと厳しく問い詰められるけど、感情に任せて怒ることなく受け止めてくれると知っていると、みんなが発言しやすくなります。

また、数十年で初めてという問題が起きた時、情報も少ない中の記者会見でも、参加メディアの質疑応答を打ち切ることもなくすべて受け、わからないことはわからないといいつつ、持つ情報をきちんと説明されていました。後から聞いたら「大変だったー」と言っていましたが、微塵も感じさせない落ち着きっぷりと、誠実な態度は、大きな安心感につながりました。

 

持って生まれた資質が、決断を繰り返す中で磨き上げられ、かつ繰り返しで積み重なった周囲の信頼がよりよい結果を生み出していました。

この決断の繰り返しを可能とするのは権限委譲。ある日、彼が議長をする会議に彼のボスがやってきましたが、判断はすべて彼が行い、ボスは口を出すことさえありませんでした。「この会議での判断は任せる」というぶれない権限移譲は次のボスを育てます。

 

いつかは彼のようになりたい!今の仕事は小さいですが自分の所掌で判断する機会に恵まれています。人にゆだねたくなる怖気心をぐっとこらえて、決断する習慣を重ねたいものです。

子供とおでかけ:地下謎への招待状!東京メトロという巨大インフラを使った謎解き

東京メトロを使った街歩き型の謎解きゲーム。「頭の体操」や「レイトン教授」が好きな人には絶対におススメ。非常に面白くて、夫にも「よく見つけてきた」とほめられました。小学校低学年くらいまでの子供連れだとちょっとつらいかも。

費用:一人2400円(メトロ24時間乗り放題券付き)。

所要時間:公称3-5時間だけど、選ぶ謎の難易度でもっとかかる。1日がかりと思った方が楽しめます。

 

素晴らしいポイントは3つ。

1.適度な難易度

謎が子供だましではなくしっかりと作ってあり、難しいけど解けたら納得。難易度を選べたり、ヒントを見ることができたり、解けない人への優しさもあり。

 

2.東京の魅力を再発見

謎を解くために現地に行く必要があるから、これまで行く機会がなかった駅を強制的に訪れます。昔ながらの街並み、海外の都市部にも負けないおしゃれなお店と、東京の見どころの多さに驚き!謎解き用のブックには観光名所も載っています。

 

3.既存インフラを使う強み

通常の脱出ゲームは狭い場所を使うから、使えるアイデアも限られます。しかし!この謎解きは東京を走るメトロを使って、広いスペースと移動手段を安価に提供しています。しかも、1日でまわり切れなくてもまた1日券を買って回ることができるという安心感もあるので解けない焦りからくるイライラもありません。

 

東京メトロは本当に複雑ですが、それを逆手に取ったようなこのイベント。各地域、メトロ、楽しむ人、全方向でWin-Winという素晴らしいアイデアです。

ただ、大人が楽しめるということは子供にはちょっと難しい。小学生低学年くらいまでは謎解きに飽きてしまうこともあります。その点でも、休みながら謎解きできるようにゆっくり時間をかけられる日に回るのがよいです。

うちの家族もまだ謎を解き切れていないので開催終了までにもう一度まわらないと。2020年2月16日まで。

子供とおでかけ:まんが喫茶を満喫。コストパフォーマンスよい!

年末年始のお休み最終日。夫が一人で出かけるというので、まんが喫茶に子供二人を連れて行ってきました。コストパフォーマンス良!

費用:3時間コースで900円弱。小学生は無料。

 

清潔さと品ぞろえを重視し、全国規模の快活クラブを選択。

これまでまんが喫茶に行くと、まんがを探す過程で特に読みたいと思っていなかったまんがにトラップされて「なんでこれを読んでしまったんだろう」と後悔することもしばしば。しかし最近はHPから、読みたいまんががその店舗にあるか、どこの棚にあるのかも調べることができて、とても効率的!

子供たちも大喜び、お財布に優しく、時間も一定単位で区切ることができ、私も楽しい。夫が一人ででかけることが続くともやっとしますが、これならフラストレーションなく送り出せます。

便利すぎて使いすぎないよう、気を付けないといけません。

本の感想:自分のことは話すな

社内に知り合いが多く、よく相談ごとや雑談を持ちかけられます。そのため、自分のコミュニケーション力は高いと思っていましたが、違うかも!と気づかせてくれた一冊。 

 

特に刺さったのが「ただ話が続けばコミュニケーション力が高いわけではない(だらだだらと話が続くのは相手にとって緊張感を感じるような人になれていない)」という点。

よく話しかけられるのは「よいこと」と思っていましたが、自分と相手の双方に無駄な時間になっていたかもしれません。

 

1.いらない雑談

①相手から求められていない話

お客様が求めているのは「自分を大事に思って接してくれる」「自分にとって必要な提案をしてくれる」の二点。追加情報もないのに何度も行くのは無駄。相手の話を奪って自分の話をするのも、相手には無駄。

②〇〇であろう話

あいまいな回答を繰り返すのではなく、いつどのような回答を示せるか伝える。完結させる習慣を持つ。

③得のない無駄話

当たり前のことは言わない。話したい事の5割をカットする。代替案は相手が選択できる範囲で。

 

2.相手と張り合わない

価値観のばらつきは大きいのでベストな着地点のために人の意見にゆだねてもいいとおおらかに構える。結果を出す人には、嫉妬心より敬意をもって歩み寄る。感情が揺れた時、余計なことは一切言わない。

 

これらのコツは職場で使えそうなだけでなく、年末年始に帰省した際にも使えました。久々に親類に会うのでたくさん話したいことがありましたが、相手の話を取らない、張り合わないことで、普段は無口な人たちからも今頑張っていることなど聞けました。

明日から仕事始め。活用していきたいと思います。

司会をするときのコツ。経験、台本を見ない、笑顔とユーモア。

ごく普通の技術職なのですが、仕事やプライベートでよく司会を頼まれます。昨年は数百人規模のイベントで何度か司会をさせていただく機会に恵まれました。

司会は主業務ではありませんが、多くの方に顔を覚えていただいたり、企画の意図を深く知れたり、登壇者から貴重な話を聞くことができたり、多くのメリットがありますので、機会をいただけるのは本当にありがたいです。

昔は人前に立つだけで足ががくがくして声が裏返っていましたが、最近は終わった後にほめていただけることが多くなりました。ポイントは3点。

 

1. 人前に立つ経験を重ねる

育児休暇中にスピーチクラブに入りました。最初は10人ほどの前で話すのも膝が震え、喉が詰まるような緊張感を覚えました。しかし数回続けば、いつもの仲間の前ではスムーズに話せるようになる。観客が増えてまた緊張→慣れる→さらに多くの観客の前で話す、の繰り返しで人前で話すことに徐々に慣れていきました。

一度400人の前で話す経験をしてから、緊張のハードルは一度に下がりました。

 

2. 台本を見ない

初めての大舞台の司会のあと、周りからほめられたのはまずこれでした。内容よりもとにかく「前を見て話す」だけで印象がまったく違います。間違いも数々あったのですが、小さな間違いは観ている人にはわかりません。

そのためには練習あるのみ。携帯電話のビデオ機能で自分を撮影しながら練習すると自分の話し方のクセもよくわかります。私は大して難しい話をしていなくても眉間に皺をよせる癖があることがわかり、普段の会話でも気をつけるようになりました。

 

3. 笑顔とユーモア

第一声を笑顔で言うと会場も自分もほぐれる感覚がわかります。また、場の雰囲気にも寄りますが、ユーモアを交えると喜ばれることが多いです。

特に登壇者に近しい人から、登壇者の趣味やエピソードを聞いておいて紹介の際に入れると、登壇者も話しやすく、観客も登壇者に集中するようになります。

 

どれも当たり前の事ですが、これらに気をつけるだけで印象が変わることを実感しており、その感触は仕事でのプレゼンにも活かされています。

アメリカでは小さな頃から人前に立って発表する機会が多いからプレゼンが上手、と言われますが納得。

私は仕事を始めてから気付きましたが、子供たちには、とにかく人前に立つ機会を頂いたら、遠慮せずにどんどん立って経験値をあげていくべし!と伝えています。

子供の病気で海外旅行キャンセル。記憶をポジティブに上書きする!

年末に家族での海外旅行を予定し、3ヶ月以上前に予約。1ヶ月以上前から会社の皆さんにもお休みを長めにとることを伝え準備万端!

と、楽しみにしていたところ、前日に子供が高熱を出し、インフルエンザとの診断。旅行は当然キャンセルしたものの、旅行にいけなかった残念さと、予定通りことが進まなかったことに、とてもがっくり来てしまいました。キャンセル代も痛い...

そんな顛末を職場で話していたら、先輩が「自分も小さな頃、風邪をひいて遠足に行けなくてすごくがっかりした。でも母親が代わりに遊園地に連れていってくれたから遠足より楽しくてよかったと思い出になっている」と教えてくれました。

 

そこで気づきました。子供だって旅行にいけなくてすごく残念だったはず。さらに私ががっかりしていたことで、罪悪感を感じさせてしまったかもしれない!自分も小さな頃の「やってしまった」というネガティブな記憶は強く残っています。

旅行にいけなかった事実は変わりません。でも、その時に親がどう振舞うかで、子供の事実に対する記憶はポジティブに上書きできる。それくらい親の影響力は大きいものかもしれない。

 

そこで、インフルエンザの出席停止があけた後、子供の行きたがっていた近場の遊園地と温泉にお出かけしました。

今回のことが子供の中でどう残っていくかまだわかりませんが、同じ事実でも自分の振る舞いひとつでポジティブに変えられるかもしれない、というのは心構えとして盛っておきたいです。

思い出の品や高かったものを普段の生活に取り入れると気持ちがよい

こんまりさんのおかげで片付けを少しだけ好きになりましたが、まだまだ発展途上。いろんな本から少しずつ学んでいます。

「1週間で8割捨てる技術」から学んだのは2つ。

1週間で8割捨てる技術

1週間で8割捨てる技術

  • 作者:筆子
  • 発売日: 2016/03/18
  • メディア: 単行本
 

 

1.大事な思い出なら段ボールに押し込めるか?

思い出品は手が付けにくい。だから聖域のように「この段ボールは大切な思い出」とラベリングしてしまいこんでいました。しかしそれって全く大事にしていない。

海外にいる間ずっと丸めて置いておいたお気に入りの歌手のポスターや、赴任先の皆さんからいただいたメッセージボードを額に入れて廊下に飾りました。サイズを測ってAmazonで額を注文するのにかけた時間は各20分ほど。それだけで、廊下を通るだけで毎日気分が上がるようになりました。

 

2. 高かったものは、後悔するくらいなら処分する。

買ってから数十年経つのに袖を通していない着物や、累計しても24時間もつけていない指輪について「高かったから」という後悔が重荷になるくらいなら処分した方がいいと説明されていました。

私もあります。高価なブランドバッグ。雨で濡れたらいやだから、バッグに合うような恰好ではないから、荷物が重くて型崩れしてしまいそうだから、と結局持ち歩くのはくたびれたバッグ。思い返して、使ったのが累計3日間くらい・・・と、金額を使用時間で割るととんでもなく費用対効果が悪い。

思い切って処分するのも一つの手段ですが、私はできるだけ使うようになりました。傷がついても気にするのは自分くらい。たくさん使って愛でる方がバッグも喜ぶように思います。よいものを使うと、自分の所作も少し丁寧になります。

 

余分なものは手元に置かない、整理された暮らしは憧れです。ただ、捨てるだけでなく、自分が持っている好きなものを表に出してあげることで日々の幸せを感じられます。まだアクセサリーは十分活用できていないので、来年はすでにあるものを使っていきたいと思います。

時間を作るための片付けの重要性。私たちの時間は限られている、だから自分を大切に。

年間150時間。ビジネスマンが何かに費やしている時間です。

何かわかりますか?

探し物です。

 

私は小さなころから部屋を片付けるのが非常に苦手でした。

足の踏み場もなくものが散らかった部屋に暮らし、見つからないものがあればいつも机の上にのぼって、上から見まわして探していました(見つからないですけど)。

 

そんな私を大きく変えてくれたのが、「人生がときめく片付けの魔法」。日米で大人気のこんまりさんの本でした。

 

ときめくものだけに囲まれて過ごすことを目指し、一つ一つときめかないものにさよならをする。服や書類など、カテゴリごとに処分をしていくやり方が合っており、十数年前からバイブルとして、時々見直して片付けをしています。(詳しいやり方はいろんなところで紹介されているのでご覧になってください。)

 

私にとってこんまりさんのお片付けで開眼したのは以下の三点。

1.捨てないと片付かない。

ものをしまうことと片付けは違うと理解できておらず、収納に走っていました。

「持っているものをすべて積み上げ」て量を把握してから捨てていく考え方は効果的でした。

 

2.探しもののストレスが激減する。

子供の頃から片付けをできている人には「場所が決まっている」ことが当たり前ですが、片付けをできていなかった人にはこの快適さが新鮮なんです!

時間がないワーママとして、仕事でも家庭でも効率化に貢献してくれました。

 

3.自分軸で考える。

私が住みたい家を考える。お客様用とするのではなく自分用によいものを使う。いただきものはいただいた時点で気持ちを受け取って役割を終えている。

「自分で自分を大切にする。」と最初に学んだのはこの本だったと思います。

 

スティーブ・ジョブズ氏のスタンフォード大学のスピーチでは、「Stay Hungry, Stay foolish」が有名ですが、私は次の一節が好きです。

あなた方の時間は限られている。だから、本意でない人生を生きて時間を無駄にしないでほしい。・・・何より大事なのは、自分の心と直感に従う勇気を持つこと。あなた方の心や直感は、自分が本当は何をしたいのかもう知っているはず。」

 

時間が限られている中で、探しものに割いている時間はあるのか?

自分がやりたいことを重視して生きているか?

常にこころに置いておきたいです。(う。会社のデスク片付けないと。)

海外出張の時に持っていくもの。お土産、スリッパ、枕、ミニバッグ。

海外出張の時に持っていくものは、Googleドキュメントにリストを作っています。

徐々に追加していますが、必ず持っていくものは以下の4つ。

 

1.お土産

お土産リストは携帯のメモで思いついたときにちょこちょこ書きとめて、出張前に100円ショップやスーパーに買いに行きます。空港とは値段が段違い!

100円ショップは本当に優れモノ。あげる人を思い浮かべて買うと喜んでもらえます。犬を何匹も飼っている方に、犬柄のペットボトルホルダーをあげたら大変喜んでくれました。

 

2.スリッパ

あるとないとではホテルでの快適さが全く違う!どこかのホテルの使い捨てスリッパを持っていき、新しいスリッパを入手したら入れ替えています。

 

3.枕

空気を入れるものではなく、中身が詰まったクッションタイプです。昔は「行きと帰りにしか使わないのにもったいない」と思っていましたが、十数時間の睡眠の快適さを考えたら導入不可避。どうしても邪魔になったら買いなおしても2000円程度です。

休息の重要性を感じてから、行きの便では移動中の映画も見なくなりました。

 

4.ミニバッグ

たためる黒いビニールのミニバッグを隙間にきゅっと詰めていきます。

ごついビジネスバッグとスーツケースではちょっと食事も大変です。そんなとき活躍。

少しスペースに余裕があれば70ドルくらいで買ったCoachのショルダーバッグも詰めていきます。汚れても諦められる値段がポイントです。

 

どれも、出張内容には関係なくても快適さに大きく関係します。パフォーマンスを高くするのに無理は禁物。いかに楽ができるのかが大事だなあと感じています。

出張・仕事の機会をつかむためには、自分の意義、遠慮しない、でも結局は上司次第

入社した当時は出張の多い部署でした。しかし、私はいつもロジ担当。ホテルやレンタカーの手配は数多くしているのに、いつもお留守番で国内出張すらありませんでした。

海外出張にも行っている同期を後目に、チャンスがもらえない事に鬱屈とした気持ちになったことも数知れずあります。

 

今は自分で出張や、一緒に行く人をアレンジできる状況です。他の方から「〇〇さんも出張に連れて行ってあげて」と頼まれることもあります。

その立場から、自分が新人当時なぜ出張に行けなかったのか、どうしたら仕事でのチャンスがつかめたはずだったのかを考えました。

 

1. 自分の頭で考えていなかった

会議の対処方針を作ることがありましたが、ある日上司に「これどういう意味?ちゃんと考えた?」と強く叱責を受けました。過去の対処方針をベースに、周囲から聞き取った情報を入れ込んだだけで「なぜ私がそうしたいか」を全く説明できませんでした。

「行く意義」がない人には出張に行ってもらう必要がありません。自分で考えたことを出し、入れ込む。中身でも、力仕事でも、メモ取りでも、自分がどう役に立つのか、意義を堂々と伝えられる、考えておくことは必須ですし、どういった役割を果たせるかを提案してもらうと出張もお願いしやすいです。

 

2. 遠慮しない。Sit at the Table.

当時は「先輩の方がよく内容を知っているから先輩の方がいい」と思っていましたが、そうなるといつまでもいけないし、出張に行くことで現地での知識が得られる。チャンスは取りに行く、遠慮しないこと。

シェリル・サンドバーグの「LEAN IN」で、女性は自分の力を過小評価しぎみで、男性は根拠なき自身を持っている、だから会議などで席に着こう(Sit at the Table)、と言われていますが、まさに!です。シェリルのTEDトークをみると鼓舞されます。

 

 

3. 結局上司の考え方

でも結局上司の考え方ひとつなんですよね。新人には出張させない方針の部署もあるので、あまり考えすぎず、部署異動をたんたんとねらってもよいと思います。

 

私は、新人のときのもやもやした気持ちがあるので、できる限り出張のチャンスがない人に行ってもらえるよう心掛けています。ただ、それぞれの事情があるので「行きたいです」「私はこれがやれます」という人には、お願いしやすいな、と感じています。

 

自分も振り返って、頭で考えて意思を開示することはやり続けないといけませんね。

子供とおでかけ:親子マラソン

今週のお題「〇〇の成長」。

スポーツの秋。親子マラソンで死にそうになりました。

■費用:3000-4000円。

 

次女がどうしてもでたいということで親子マラソンに参加しました。

親と子が一緒でないとゴールできないというほほえましい競技。

 

距離はたった2km。数年前リレーマラソンを走った時は中間くらいには位置していたので、なんとなく大丈夫だろうという根拠のない安心感がありました・・・が。 

すぐに娘についていけなくなり、息があがります。

傍からはのんびり楽しく走っているようなペースがこれほどつらいとは。

だいぶ前を走っていた娘が、何度も私のところに戻ってきて「早く!」。

そう、親と子が一緒でないとゴールできないという・・・過酷でした。

 

結局最後は娘に引っ張られるようにしてゴール。

その日は一日中倦怠感の中で過ごしました。当然翌日は筋肉痛。

子供の成長と自分の衰えをしっかり感じられる一日となりました。

【海外赴任】英語議事メモの取り方:やれることがわかると、自分もできる。

入社してすぐ、英語の電話会議での議事録作成を任されました。

・・・録音した音声を何十回聞いてもさっぱりわからない。

英語そのものだけでなく、専門用語も、他国からの発言者も、議論の要旨も、わからない尽くしで、深夜までかかっても大した議事録を作れず、へこみました。

 

それからは、会議ではひたすら聞き取れた単語をマシーンのように手書きでノートに書きとり、後から発言を類推して音声を聞きなおすのが私のメモの流儀に。背景知識が増え、人がわかるようになってからは、それでもなんとかやっていけました。

 

しかし、赴任してからは毎日複数の英語会議。自分のわからない分野に突然呼ばれて発言を求められることも。これまでのやり方では毎日徹夜です。

 

そこで抜本的に英語のメモの取り方を変えました。

1.しっかり予習をする。

会議に参加することになったら事前に発表者にアクセスして資料を取り寄せる。わからない略語があれば会議が始まる前に発表者に聞きに行く。自分に関係のありそうな箇所があれば、国内の関係者に確認するだけでなく発表者と下ネゴをしておく。会議は準備が9割と思い知りました。

 

2.PCでメモを取る。

後からメモ起こしをする手間を省くため、会議場でメモを書きました。といっても一からでは効率が悪いので、予習もかねて下書きをしておき、大きな議論があったところや、資料と違う結論になったところはハイライトして、会議後関係者に確認を取りました。

 

3.学会のメモは聞き取れたところを中心に。プレゼン資料からメモ起こし。

学会やワークショップなどでは予習する時間はありません。すべてを書き起こすのは諦め、自分のアンテナが興味深いと感じたところが聞き取れている場所として、聞き取れたところを中心に。また、撮影が禁止されていなければプレゼンチャートの大事なところをカメラで撮影し、追記をしていました。

 

長い間の非効率的なやり方を変えられたのは、必要に差し迫られたせいもありますが、先輩が会議が終わった瞬間に議事メモを送信した姿を見たおかげ!

それまでは「完璧なメモを時間をかけて作る」ことを目的としていたけれど、別の価値観があること、そして「やったらできる」と分かったことはまさに目から鱗でした。

 

人のやり方を真似て、何が骨子か考え、自分の時間を生み出す。基礎ですが本質です。

【海外赴任】断れた力。思った通り言うことこそが重視されるアメリカ。

断る力、そして交渉力をつけることコモディティ卒業にとって大事。

でも思い返すと、アメリカではしっかりと断れていました。

 

なぜ断れていたのか?振り返るとポイントは三点。

1.言葉に出すことが評価されるお国柄

赴任してすぐは言葉の壁もあり、会議で「それは違うのでは?」と思っても、自分の思いつきが正しいか確認しているうちに議論が進んでしまうことがしばしばでした。

会議を見ているうちに、発言している人たちが「絶対的に正しい答えを知っている」わけではなくその場の議論で物事を決めて前に進めるために、間違うことを恐れずに発言していることに気づきました。

それからは私も多少間違っていようが、堂々と「それは違う」「確認させて」と拙い英語でも会議を中断し、時には激しい議論の応酬になることも。すると、存在を認識してもらい、様々な依頼や相談事が舞い込んでくるようになりました。

日本に帰るとき、一番別れを惜しんで「彼女を残せないか?」と私の上司にまで交渉してくれたのは、一番ぶつかって議論しあった人達でした。

言葉にすることこそが評価される加点方式のため、とても発言がしやすかったです。

 

2.忖度が不可解、言わなければわからない。

家を借りる時、米国在住の友人に「契約のこことか変えたいんだけど、大家さんにそこまで言うのは失礼かな?」と聞くと「え?どうして聞かないの?ダメならダメって言われるだけでしょ?」とあっさり。

結論としては、私の要求はすべて通りました。

米国では忖度はなし。言ったことがすべて。「失礼かしら」という思い込みで遠慮しても相手には全く伝わりません。

こちらからはっきり言ってもYes/Noが明確で、交渉しても後々にしこりを残すことはありません。

「前回は私が引いたのに、どうして今回もあの人は押してくるの?」なんて思いは自分の独り相撲にしかすぎません。

自然と自分の思いをストレートに伝えるようになっていました。

 

3.他人のために。自信と裁量。

駐在員である自分が適当に、よくわからないまま「じゃあ、やります・・・」と仕事を引き受ければ、日本国内の大勢の人たちの負担となる。そう思うと断る力を存分に発揮できました。

他人のためにという気持ち、そして自分の裁量で仕事を回せる自信が断る力を生み出していました。

 

日本に戻ってきて、新しい仕事となり、日本の雰囲気に浸り、ちょっと弱気になっていたのかしら。

人の役に立つ、のは捨てることなく、量ではなく質で貢献できるよう、日本版断る力を手に入れたいと思います。